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ゴミゼロ通信電子メール版2000年5月29日号(今号190通発信)
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昨日5月28日、ある家で小さなパーティーが開かれました。
(写真1 一見普通の家見えますが……)外壁も木材でできいるのです。

玄関を入ると木の香りがプ〜っとしました。築2年ほどなのにまだ使われた木材が生きているようなそんな気がしたのです。それもそのはずです。

(写真2 外壁だけでなく、玄関も木材が張り詰められていました)
 この家は純国産材だけで作った本格的な木の家なのです。家の持ち主はゴミゼロネットの中心メンバーの一人鳥居千春さん。元々熱帯林行動ネットワーク静岡のメンバーとして最大の熱帯林消費国の日本のあり方を問題提起をしてきた人です。
 「コスト優先で、国内の森林は荒れ、輸入材中心の日本の木材需要は問題だ!」と思い続けきた鳥居さんは、ひょんなことから家を建てようか迷ったそうです。その時不動産屋に断るつもりで「輸入材中心の家は興味がないわ」と言ったところ、「国産材だけで作る建築屋を知っている」「でも高いでしょう?」「いや、やり方しだいでとても安くできるです!」その人の熱意と国産材だけで安く家ができると知って、この家を建てることを決めたそうです。
 「重要な部分は値段の高い木を使っているが、壁とかは唐松(一番悪いといわれている??)で作っているから、安くできたのよ」と鳥居さん。
(写真3 居間。よく見れば壁の木材は節がある、床ヒノキ。両方とも20cmくらいの太さの板を並べてある)
(写真4 階段は壁も床も木。合板には無い温かさを感じられる。子供達の絶好の遊び場になりました。仲良くアイスクリームを食べれば、もうたいへん)
2階は広い部屋になっていて、まだ家具がないだけ天井もなく広々とした空間が広がっています。

さて、何故鳥居さんっちでパーティーが開かれたのか? これまた、ゴミゼロネットの中心メンバーで古紙問題の専門家・森林インストラクターの栗岡理子さんがご主人の関係で約10ヶ月イギリスに滞在することと、ニューヨークの国際女性会議に出席のために1週間ニューヨークへ行く池ヶ谷道子さんのために壮行会が開かれたのです。 集まったのは、間伐材古材で家具作りをしている小林夫婦を始め、ゴミゼロネットのメンバー15名+子ども3人。
 イギリスと言えばマタマタ、鳥居さん。一人娘の英都子さん(イギリスの都の子どもの意味)は20数年前にイギリスで生んだのです。壮行の挨拶のなかで、「イギリスでは、当時、テレビを見ているのが恥ずかしく、家具の中に隠すような習慣があり、テレビ局も2局しかなかった。町では、中古品家具類が普通に売られていた。まさに使いすて社会というより、何度も使うのが当たり前の社会だった」と説明してくれました。
 古紙問題や森林問題の知識も深く、語学も堪能な栗岡さんのことですから、6月29日日本を離れて、来年の4月に帰ってくるまで、マメにごみ問題・森林問題でメールが送られてくるものと期待しています。ゴミゼロ通信もされにパワーアップできるということです。いってらっしゃい!(T)

PS.建坪30坪ほどのこの純国産材の家。内緒で鳥居さんに聞きました。1800万円(坪単価60万円)くらいだそうです。もっと多くの人がこんな家を建て始めれば、もっとやすくなるのでしょうねぇー!
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日経新聞5月26日夕刊によると、26日午前循環型社会形成推進基本法が成立したそうです。 日経新聞は 「・廃棄物の発生抑制を最優先に・生産者は製品が廃棄物となった後も責任・政府は循環型社会形成推進基本計画を策定」と法律の特徴を明記していたが、はたしてそうだろうか? 東京の多くの市民団体は「循環型社会基本法」円卓会議をつくり、この法律の危うさを指摘し続けてきました。 一言でいえば、生産者責任は努力目標的になっており、実効性については非常に疑わしいのです。 この法律は民主党だけが反対で、共産・社民両党までも賛成にまわるという状態だったようです。 まことに残念!
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「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク
壷阪道也 (^o^)
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