☆ゴミゼロ通信電子メール版2000年１０月２１日号（今号２３４通発信）

ゴミゼロネットのホームページ！
http://plaza25.mbn.or.jp/~gomizeronet/index.htm
┏━↓ 今日の話題のダイジェスト↓━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
●ゴミゼロネット厚生省検討会へ要請・意見書送付　その全貌●

☆要請文…全量リサイクル・回収責任・課徴金・デポジット・ガラスビン規格統一

☆要請文趣旨…循環型社会へむけて！

☆ゴミゼロネットの仲間の声…友達はペットボトルが石油でできてるのを知らない！

☆第2回検討会議事録を検証する！悪いのは消費者だ？！

●イギリス便り

☆本格化する分別リサイクル

☆湯たんぽ？！花盛り！

●第３７回ゴミゼロネット定例会

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今日１０月２１日、以下の要請文を厚生省に郵送しました。

意味があるのかわからないまま……。

この要請文の最後に検討会議事録の抜粋が載っています。これは検討会メンバー（業界代表）の人の気持ちを逆なでするかもしれないけれど。でも。今からでも遅くありません。意見のある人は厚生省に発信しましょう！

以下

〒100-0013

東京都千代田区霞ヶ関
厚生省生活衛生局水道環境部環境整備課リサイクル推進室
リサイクル推進室長宮田智　様

容器包装リサイクルシステム検討会の皆様

┏━↓ 要請文　ほとんど全文↓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
２０００年１０月２６日
厚生省生活衛生局水道環境部環境整備課リサイクル推進室
リサイクル推進室長宮田智　様
容器包装リサイクルシステム検討会の皆様

「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク
　　
　　私たちは３年前、いわゆるCOP3京都会議にむけて静岡大学で行われたシンポジュウムのごみ問題・リサイクル分科会から生まれた市民団体です。その後今日まで毎月定例会を行いながら、☆スーパー等の「リサイクルチェック」☆市長選・市議選でのゴミ問題アンケート☆講演会・学習会の開催☆米ぬか・鶏糞によるベランダでできる生ゴミの堆肥化の普及活動☆ゴミ関連施設の見学会の実施☆静岡市を中心とする環境・ゴミ政策に注目☆間伐材による家具や古紙製品の普及☆静岡市廃棄物対策課の協力で清掃工場でのリサイクル市＝“ゴミゼロフェスタ”の実施等々の活動を行ってきました。
　参加者は延１５０人程度で毎月１０数人の人が集まってきます。若い人からお年寄りまで年齢層・性別・職業もまちまちです。ペットボトルを飲まない人から、出来る事から始めようようという人、何かを知りたい人等々、ごみ問題への考え方も種々様々です。しかし、今回の容器包装リサイクルシステム検討会には共通して重大な関心を寄せています。
　従って、私たちは容器包装リサイクル法の見直しにあたり、以下のことを要請します。

一．製品に付随する容器・包装の再資源化義務を出荷量全量に対して製造業者・輸入業者・販売業者（以下事業者）に負っていただくこと。
●現行の再商品化義務量をあらかじめ決めておく仕組みは、それを超える量に対する再商品化義務がなくなり、多く作るほど、１個あたりのリサイクル費用の負担が軽くなってしまい、結果として大量生産・大量使い捨てを助長することになっていると思います。

二．回収引取り義務は自治体ではなく事業者とし、再資源化義務を負った事業者が自ら出資する第三者機関又は自治体に適正価格で委託できるようにすること
●リサイクル費用の中で、回収引取り費用が余りにも大きく、現行の回収引取りが自治体の役割・責任のままでは、自治体負担が重過ぎます。汚染者負担の原則から、事業者の責任で回収引取りも行うべきだと思います。

三．過剰包装や使い捨て容器に対して課徴金を課すこと
●禁止することがもちろん、望ましいのですが、使い捨てや不要な包装の環境負荷を考えれば、課徴金を課すことで抑制することが重要です。

四．デポジット制度を導入すること
●使い終わった容器を返却すれば、消費者にも割戻しがあることは、分別回収を促進し、使い捨てに歯止めをかけることができると思います。

五．ガラスビンの色・形・大きさ等の規格を統一してリターナブルビンの推進を図ること
●循環型社会にとって、再利用＝リターナブルビン－ガラスビンの普及は重要なことです。各種ＬＣＡでも繰り返し使うガラスのリターナブルビンの方が環境にやさしいことは証明されているあると思います。そのためには、ガラスビンの規格統一は必要不可欠なことです。
以上

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◎◎　私たちの考え方　◎◎
●●共通しているのは「使い捨て社会」はよくないということです。●●
　資源に限りがあることや、地球環境が汚されていることは誰もが知っていることです。しかし、企業も行政も市民も地球を守ろうと言いながら、手軽さ・便利さ・利益を優先して大量のごみを発生させ、それを捨てて地球を汚しています。こんなことが長続きするはずがありません。何か出来る事から始めようと私たちはそれぞれの立場でごみ問題に取り組んできました。なぜなら、そのごみ発生の犯人は私たち自身だとと気がついたからです。
●●でもリサイクルは何か変です●●
　今、日本中でリサイクルがさかんになってきました。古紙・ガラスビン・缶・ペットボトル・トレーなどを分別して少しでもごみを減らせればというみんなの思いからだと思います。でもリサイクルについて調べていくと変なことばかりに気がつきます。結局集めても燃やされたり、ガラス瓶のカレットは使われないので山積み、缶はリサイクルしても缶にはほとんど戻らない、ペットボトルのリサイクルはさかんになったけれど、ミニペットボトルを始め反って使い捨て容器は増えました。私たちの静岡市などは「現行のリサイクルはエネルギーの無駄使い。焼却がゴミ処理の適正処理」と言って私たちを困惑させています。
　貴重な資源の無駄使いはやめよう！と言いながら益々事態は悪くなっていっているようです。今のままでは、せっかく分別・回収しても、再資源化された原料や再生品が滞留したり、使われなかったりするだけだと思います。
●●本当のことははっきりしているようです●●
　最近できた循環型社会形成推進基本法によれば、第一に不必要な容器や過剰包装は極力やめる（発生抑制）、第二にできるだけ何回も使えるような容器や包装、リターナルビンに切り替える（再利用）、第３番目にやっとリサイクル（再生利用・再資源化）です。静岡市が一番の適正処理だというごみ発電（熱回収）は第4番目にしかすぎません。リサイクルすればよい、何とか処理＝焼却できればよいでは、大量生産・消費社会に歯止めはかけられません。
　最近、「拡大生産者責任」という言葉を聞きます。「生産者が生産から廃棄までの過程における環境影響に対して責任を負うこと」だそうです。生産者は、処理とリサイクル費用を負担するなら、それを価格に加えざるを得ません。価格の上昇は需要を減らすことになるから、生産者は価格への上乗せ分を少なくしようと努力する結果、生産物はよりリサイクルしやすいものや、リサイクルコストをより低く抑えるものに変わります。したがって廃棄物の減量化が進みます。その結果、その製品を買う消費者もまた処理費用を負担することになります。
　大事なことは「作る時、売る時、買う時」に捨てる方法（＝再利用・再資源・焼却・埋め立て）まで考え、その費用を先払いする仕組みにすることだと思います。消費者もわかっていてもつい便利なものに手を出しがちです。価格にその処理費用まで事前に含まれていることで一種の抑制効果も生まれるのではないでしょうか？
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◎◎◎　ゴミゼロネットの仲間の声　◎◎
●消費者が安易な方向＝使い捨てへより拍車をかけていることは確かです。だから、あきらめるのではなく、抑制効果のある制度に切替えなければならないと思います。三重県よのペットへ見学に行って、様々な工程を経てペット樹脂のフレークをつくるのを見て、大きな無駄をしているのではないかと思えました。ペットボトルを使った人がきちんと水洗いをして切り刻めば、フレークはできあがります。それは１kg６０円で売れるのに、そのフレークを作るのに１ｋｇアタリ何百円も税金を使うのはどこかおかしいと感じました。リサイクルは重要なことですが、使い捨てに歯止めをかけられるような仕組みを作って欲しいと感じました。

☆小学校教師　I.M

●三重県のよのペットへ見学に行ってきました。静岡市民の使ったペットボトルがわざわざここませ運ばれてこんな様々な工程を経てペット樹脂にされていくのは歓迎できないなあ、もっと簡単にリサイクルできないのかと思いました。ペットボトルをなくすことは難しいけど、せめて、ペットボトルの製造段階からリサイクルのしやすさを考慮したものを作ってほしいと思いました。…ペットボトルの回収率を上げることも大切ですが、使用量自体を減らして、無駄にエネルギーを使ってほしくないと思いました。

☆静岡大学３年生　H.K

●ペットボトル入りの飲み物が、価格や持ち運びやすさの点で他の容器よりいいと思えるから、みんなが選ぶのだと思います。私が社会人の友達にペットボトルは石油からできているんだよ、と言ったら、驚いていました。リサイクルが難しいという話もしたけど、やっぱりペットボトルは便利だから愛用してるみたいです。無理に買うなとはいえないです、やっぱり。紙パックと缶はどっちが地球に優しいのかなー、と考えてくれるようになった友達もいます。だから知っていてもその人の考え方だなあ、と思いました。私も最近はペットボトルにまたお茶を入れて持ち歩いています。そのペットはもらったものです…。やっぱり便利です。でも何も一回で捨ててしまうことはないと思います。水筒みたいに何度も洗って使えますから。でも寒くなったら水筒がありがたいかな、と思います。とにかく、ペットボトルを気軽に買えないような状態にすべきです。と、思います。値段を上げるとか、ペットボトルを、最初から繰り返し使うものとして売り出す、とか。店の一角に洗浄、詰め換えのコーナーを作る、とか。

☆静岡大学３年　T.Y

●容リ法の一番の問題点は、利益者負担になっていないために結果的に使い捨て容器が減りにくいことではないかと思っています。言い古されていることですが、ペットボトルを作るよりビンを、ビンよりリターナブルビンを作るほうがメーカーにとってずっと負担が少なくなるようなシステムを作る、また消費者もペットボトルを買うよりリターナブルビンを買う方がずっと安くなれば、ほとんどの消費者はリターナブルびんを買うわけですので、そういうシステムを容リ法で作ればいいと思います。そうするためにはまず自治体レベルの税金負担は極力やめて、回収費用もメーカーや店、消費者に何らかの形で負担してもらう必要があると思います。細かいことをいえば、メーカー等が負担する費用は実費の他にペナルティー的なもの、例えば環境汚染度が高いものは負担を大きくした方がいいかなぁとは思います。また、輸入ワインなども輸入メーカーがきちんとリサイクル費用を負担しないといけないシステムにすべきだと思います。リサイクル方法も、その他のプラスチックやその他の紙は簡単にサーマルリサイクルを認めてしまっているようですが、あくまでもマテリアルリサイクルを原則として、そのあたりのハードルはもっと高くすべきではないかと思います。

☆主婦　K.R

●私は中高一貫校で教員をしている者です。生徒たちとリサイクルについて学び、今年の文化祭で発表を行いました。その中で、リサイクルにかかる莫大な費用、それに伴う環境破壊の大きさに、生徒とともに愕然としました。巷でいわれるほどリサイクルは良いものではないこと、ゴミを出さないことや再使用をはかることがより大切であることがわかりました。先日、その打ち上げ会をやったのですが、生徒たちからペットボトルのジュースを使いたくないという意見が出たため、リターナブルびんを探し歩きました。いくらスーパーや小売店を探しても見つかりません。びんもいくつかあるのですが、みなリサイクルにまわされるものです。リサイクル工場でカレットにされ再生工場に運ばれるのでしょう。莫大な輸送コストを考えると、使う気になりません。いまやリターナブルびんは、ビールびんと一升びんくらいしかない状況なのですね。手がかりをつかもうと、学校にジュースを納入している大手業者に電話で問い合わせてみました。すると、今ではリターナブルびんのジュースは一切小売販売していないということでした。レストランなどの業者に出すものがあるから、おたくとつきあいがあるということで、１ロット（２４本単位）なら用意しましょうということになりました。この件でわかったことは、リターナブルのジュースは絶滅寸前ということです。販売ルートがなくなり、流通が停止してしまう前に、是非とも手を打って欲しいです。小売を復活させるためには、ペットボトルに使用料（税）をかけるなどして、びんを使う方が得になるようにするしかないと思います。ペットボトルは軽くて便利ですが、排出している企業が容器を回収せず、その仕事を行政が税金を使って代行しています。逆に言えば税金で援助されることにより安く商品を提供できています。回収されたボトルも自社工場に集める訳ではありません。この点もびんと大きく異なるところです。ペットボトルを作る業者には拡大生産者責任をとってもらうようにして欲しいです。また地球環境を意識して、ペットボトルを使わない（あるいはなるだけ使わないようにしている）者が、税金のかたちでペットボトルの使用料を払わなければならないのは不公平だと思います。今のように行政が回収を続けるのなら、是非とも業者と利用者が料金を払って責任をとる形をとって欲しいと思います。そして何より、リターナブルびんによる再使用の伝統が失われてしまわないことを切に願っています。

☆中・高校教師　S.H

●飲料容器はデポジットとして欲しい。メーカーは製造者として引き取り、再生を、販売者は回収の義務を負って欲しい。消費者が自治体の回収に出すのではなく、購入した店に容器包装を返却できるように。

☆主婦　I.J

●ペットはつぶしにくくてめんどう、紙パックのほうがいいや、でもビンで１０円くれるなら、ビンが良いかも。わたし、ペットリサイクルしてない、母さんが捨てていいっていうから。

☆高校生

●町内会の資源回収の当番すごく大変。こんなに苦労しても、そのさきがうまく回っていないなんて、むなしい。私はペット買いたくないのに、子供が学校で使うから、持っていかなければいけないときは、さがしまわるの、そんな時代なのよね。

☆小学生を持つ母親

●毎日ゴミがゴミ箱いっぱい、コンビニの弁当やペットはかさばるからすぐあふれて、でも、誰もかたずけないのよね。

☆看護学生

●ビール、酒、しょうゆはビン８０％以上、それ以外の容器はは２０％以下の生産、販売とする、製品に処理費用を上乗せする、その内容を消費者に知らせる。ゴミを出さない人が得をするような仕組みを。　便利で安いことだけの追求はもうやめよう。これ以上文化を破壊しない道に向かおう。

☆高校教師 T.C

●「私達が生活する上では、消費することはなくせないものなので、ゴミを出さない訳にはいきません。しかし、無駄のない工夫をすることは必要です。リサイクルはその一つの手段ですが、その前に、まず容器類が簡素化され、なるべく繰り返し使える（リユースできる）ことが考えられるべきです。スーパー等に行くと売られているペットボトルの多さと店の脇に山積みになっているペットボトルにうんざりします。リユースできる商品を買いたいと思っても、ありません。今、消費者には選択肢がありません。容器リサイクル法は、事業者が責任を持って商品の一生を考えてもらうためのものであってほしいのです。商品がゴミとされるのか、そのままの姿で活かされるのか、全く生まれ変わるのか。そして、私達消費者も、責任ある選択をしていかなければなりません。そのためには、現在のペットボトルのように、リサイクルが先行してしまう事のないように、リサイクルが必要な場合の、事業者の費用負担、販売価格の上のせ等のしくみが整えられるべきです。

☆病院事務　K.H
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　＜資料＞大丈夫？！容器包装リサイクルシステム検討会！
●●第２回検討会議事録から検討会を検証する●●

「使い捨て容器＝ペットボトルが増えたのは消費者の責任だ。企業は消費者の求めに応じて製品を供給すればいい。使い捨て容器を規制するなんてファシズムだ！技術革新に対する挑戦だ！デポジットがつぶれたのも消費者が悪い。生産過剰・回収過剰で（リサイクルし過ぎて）全量引き取れと言われても、再商品化義務量は一つの目標だから…、ペットボトルがまた山積みになることはあり得る。その時は緊急避難的に燃料化（燃やす）ことも考えられるようにして欲しい」
（ＰＥＴボトルリサイクル推進協議会の検討会委員の発言の要旨から）

　生産者・販売者の責任はどこへいったのでしょう？消費者が便利さ手軽さを安易に欲しているため、使い捨て容器が増えたのは事実でしょう。しかし、ミニペットを大量販売して、使い捨てに拍車をかけたのは企業です。それを野放しにしている仕組みが現行の容器包装リサイクル法ではないのですか？目先の利益・便利さにとらわれて欲するままに行動していたら、地球の未来などあるはずがありません。あえて誰が悪いかを論じるより、それなら抑制効果のある政策に切替えるしかないでしょう！それをファシズムと言っていたのでは終わりです。

＜第２回議事録抜粋＞
＜崎田委員　環境カウンセラー＞
…飲料の生産量が増える分はとりあえずペットボトル以外のものにするいった工夫を自主的におやりいただくというのは無理でしょうか。
＜大平委員　ＰＥＴボトルリサイクル推進協＞
…メーカーの社会的使命というのは、品質、価格、利便性、そういったもので消費者が求めるものを供給していく、これが第一義的な使命…いまの消費者が求めるものを供給しないでストップするというのは出てこないわけです。…ペットボトルは悪いと証明できていればいいのですが、ただ、本当に悪いんですかということを考えないと、ドイツがやったような、ファシズム的な規制に走ってしまうことになるかもしれません。（リタ―ナブル容器を７０数％必ずつくらなければいけないことを指す）…新しく出てきたものをつぶすということは、今度はぺットの次に新しい容器ができたときに、それをつぶすことにつながりますよね…技術革新を止めていいのだろうか。
＜高山委員　京都市環境局＞
…ペットの分別収集、再生にはお金がかかっているわけですから、その負担割合を消費者の方にわかっていただくという仕組み…従来より費用がかかってきている…がわかるような仕組みが必要…。
＜大平委員　ＰＥＴボトルリサイクル推進協＞
…ペットボトルでリタ一ナブルができるのであれば、ガラスの方がもっとやりやすいと思いますが、…中国地方で１リットルのガラスのリタ一ナブルボトル…５０円のデポジットを付けました。…小売店が面倒だから扱ってくれない…消費者は、返すのが面倒だからやはり買ってくれない。買った消費者が戻してくれない。…結局は消えてしまいました。そういうガラスでさえだめだった。…二十五、六年前まで、清涼飲料の容器というのはほとんどリタ―ナブルだったんです。…リタ―ナブルびんを守れというのが社是だった…消費者のワンウェイ志向というのが、ライフスタイルが違ってきて受け入れられなくなつてしまった…ドイツのように法律をつくってとにかく強制的にやれば、それはリターナブルが実現するとは思います。ただ、そのときに、法で強制するからには、本当にリターナブルにしたらいいという検証をする必要がある…。
＜崎田委員　環境カウンセラー＞
…ワンウェイ志向の消費者が多くてだめだったというその現実もあるとは思います。でも、…もう一回チャレンジするというのを全国でやってみるということができたらと思います。…ライフサイクルアセスメント手法で容器間の環境負荷比較をしようというような研究…８０％の回収率…最低５回以上のリタ一ナブル化が可能であれば環境負荷的には、環境負荷が下がる…データも出てきています…、もう少しリターナブル容器が増えるような、リターナブル容器に少し移しやすいような誘導策をこの法律の枠組みの中に入れる、あるいは国が政策として入れていくというようなことがあってもいいのではないか…。
＜永田座長　早稲田大学理工学部教授＞
…大平さんの話では、消費者に望まれるものをつくるのが第一とのことでしたが、…ＥＰＲなどの議論を聞いていると、それだけじゃないんじゃない…いまのお話だけだったら、それは１０年前に聞いても同じことを言っていた…事業者の役割というのが、最近ではもう少し違った視点も生まれてきている…。
＜大平委員　ＰＥＴボトルリサイクル推進協＞
…ペットより缶の方がメーカーとして売りたいんだ…なぜペットは利益率が低いかということですが容器代が高いんです。缶と比べて著しく高いんです。それから、充てんする効率がものすごく低いんです。…にもかかわらず、なぜペットを供給しなければいけないかという原点に戻ってほしいんです。さっきの生産規制だ、抑制だとか、消費者のせいにしてずるいとか、そういう発想をするときに、ぜひその事実を知った上で判断してほしいと思います。
＜岩田委員　容器包装リサイクル協会＞
…（ペットボトルが）短期的にはオーバーフローすることはあり得る…。（市町村に保管しておいてほしいという事態が生まれる）…、緊急避難的なものを用意していただかないとはっきり言って大変な問題になると思います。…たとえばケミカルリサイクル、輸出とは言いませんが、ほかの用途も、…これだけはやむを得ないだろうという枠組みをつくっていただかないと、短期的には難しい…もちろん市町村の方でお預かりいただくということがきちんとできればいい…。
＜寄本委員　早稲田大学政治経済学部教授＞
…製造メーカーが、リサイクルからみて余裕のある容器に切り替えてもらいたいという期待（リサイクルできない場合には、リサイクルできるものに切り替えてもらいたいという期待）が容リ法を考えるときにあった…調節を効かせるための経済的手法等々、もう一回考え直すという宿題が出てきている…。それがいつの間にか忘れられてしまいまして。
＜永田座長　早稲田大学理工学部教授＞
…とにかく出てきたものは全量引き取るんですねと、そういう話でやっていってもらう以外にない…
＜堀込委員　ＰＥＴボトルリサイクル推進協＞
　ですから、全量引き取るとおっしゃられても、…現状では、手法も全部リサイクル工場ヘ入れることに限られていて…その工場の能力以上のものが集まってあふれた場合に;緊急避難的に方法は任せると言っていただければ、やり方は幾らでも考えられると思います。
＜永田座長　早稲田大学理工学部教授＞
…製品をつくるということの方をコントロ一ルできるような立場におられる…。―般の消費者の方はそのように理解している。…そのときの本当にわずかな量だけがケミカルリサイクルに回るんですよという説明でしょうか。必ずしもそうはならないのではないかという不安感もある…。
＜高山委員　京都市環境局＞
…あくまでも発生抑制が一つの目的であり、リサイクルはこのため手段として実施するわけですから、生産量は消費者が求めれば増えていきますが、それに対する対応というのは、ＥＰＲといった新しい概念が出てきた中で、どのように整理していくことが一つの視点なのかと思います。
＜岩田委員　容器包装リサイクル協会＞
…再商品化義務量というのがありますね。それが一つの目標になっている…ペットの場合には再商品化能力、収集力が低いものですから　一応、義務量は義務量で置いておいて、再商品化能力を少しでも伸ばして対応していこういう経歴が非常にあるわけです。その辺は推進協の方の努力というものを買っていただきたいと思います。…
＜槌屋委員　柏市環境部長＞
…緊急避難的な方法…というのはどういうようなことがございますでしょうか。
＜岩田委員　容器包装リサイクル協会＞
（コークス炉とか高炉原料化）そういうことが許されるのであれば、これから一生懸命考えます。
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┏━↓ イギリス便り ↓　FROM　栗岡理子　ブライトン ━━━━━━━━━━┓

☆いよいよ始まる分別リサイクル

こちらはごみ処理は埋め立てが原則ですが、埋め立て地の問題が年々深刻になり、リサイクル機運がとても高まってきています。広報誌によると、現在はごみの８％しかリサイクルされていないそうですが、２０１０年には家庭ごみの３０％を、２０１５年には３３％をリサイクルまたは堆肥化するというのが政府のもくひょうだそうです。各自治体は、２００３年には家庭ごみの１７％をリサイクルするというのを目標にしているそうで、そのための補助金もおりているようです。来年は新聞の回収もこれまでより真剣にやるそうで、楽しみです。焼却も、少しは考えに入れていようですが、「ごみを減らすには役立たない」とあっさり言い切っています。

☆湯たんぽ花盛り！

湯たんぽが店頭に並んだことです。ブーツという有名なチェーン店（化粧品が専門）の売り場に、ドーンと結構なスペースをさいて、湯たんぽが並び始めたのです。電気アンカではなく、湯たんぽ！しかも雑貨屋さんにホコリかぶっておいてなくて、なんとお洒落なブーツにならんだというのがおもしろかったです。そういえばブーツはクレアラシルを吸収したとか、今日の新聞にでていましたが。早速、その湯たんぽを購入し、使いはじめました。もう、とっても寒いので。ブーツのマーク入りで大、小があり、大は５ポンドでした。説明書には栓がダメになったらブーツで別売りしているとか、書いてありました。日本で、私はあまり最近湯たんぽをみてなかったのですが、日本ではどうなんでしょう？こちらの湯たんぽは、カラフルですが、日本の水枕と形はほとんど同じでゴム製です。

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ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク（略称ゴミゼロネット）
〈第３７回会合のお知らせ〉毎月第２土曜日
日時２０００年１１月１１日(土)午前１０時～１２時
所アイセル２１　４階４１集会室
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内容
①ゴミゼロフェスタ・県環境展
②容器包装リサイクル法の検討会の行方
③溶融炉・処分場問題
④その他
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〈第３６回定例会の概要〉
　大学生・高校生を含む１１名の参加で行われました。
　ゴミゼロフェスタの準備の話し合い、灰溶融炉、容リ法検討会、県環境展の準備…あっ～時間も人も足りません！

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●●ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク●●
　☆連絡先☆
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│壷阪道也　　　　　　　　　　　　　　　　　
│〒421-0111静岡市丸子新田277-4
│TEL・FAX 054-257-3177　　　　　　　　　
│Email mirai2@bj.mbn.or.jp future2@nyc.odn.ne.jp
│HP　http://plaza25.mbn.or.jp/~gomizeronet/index.htm　　　　　　　
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