☆ゴミゼロ通信電子メール版2000年１０月３０日号（今号２４４通発信）

ゴミゼロネットのホームページ！
http://plaza25.mbn.or.jp/~gomizeronet/index.htm
┏━↓ 今日の話題のダイジェスト↓━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
●第５回厚生省容器包装リサイクルシステム検討会資料の中身●
☆論点の中身の整理（案）

・ペットボトル再商品化能力不足で市町村で再び引取り停止を起こさせないため！

・ペットボトルのリサイクル率は向上しているが、埋め立て・焼却されるペットボトルはかえって増えている

☆第３回検討会議事録抜粋

「価格に処理費用を上乗せしたも意味がない。消費税みたいな逆進性があるだけだ。消費者の負担感を高めるにはごみ有料化だけが意味がある」とＰＥＴボトルリサイクル推進協議会の委員が発言！

●イギリス便り

☆イギリス人は古い物が好き！？

☆教科書がデポジット！返せば半分返ってくる！

●１０．２８古紙ネット容リ法シンポジウム

大嫌いな大都市東京へ又行ってきました。収穫はたくさん！！
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埼玉県の園田さんから第５回検討会の資料が届きました。以下そのアウトラインです

読みにくい資料だと思いますが、是非ご一読ください。

ご質問・ご意見を待っています。

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第5回容器包装リサイクルシステム検討会
日時：平成１２年10月２６日（木）１０：００～
場所：三番町共用会議所第３，４会議室
議事次第
１．開会
２．議事
（１）事業者及び（財）日本容器包装リサイクル協会の役割について
（２）容器包装リサイクルシステムについて
（３）その他
３．閉会

【資料】
資料１（よのペットリサイクル㈱三大寺氏　説明資料）
現行のペットボトルリサイクルについての手直し意見

資料２（㈱エフピコ　小松氏　説明資料
エフピコ方式のトレーｔｏトレーの実践報告
・製品納入ルートによる回収（企業責任におけるリサイクル）

資料３論点の整理（案）
資料４第３回容器包装リサイクルシステム検討会議事録

●資料３
○＜論点の整理＞○

＜問題点１＞
分別収集されたペットボトルに対して再商品化能力不足で一部市町村で引取り停止が起きたことに対する対策

・再商品化義務量を柔軟に改定して、可能量まで事業者は柔軟に引き取る
・事業者は全量引き取るようにすべき。市町村も精度の高い分別収集計画を
・再生品の利用拡大・見通しを明確に
・保管費用を事業者負担に

＜問題点２＞
ペットボトルのリサイクル率は向上しているが、埋め立て・焼却されるペットボトルはかえって増えている

＜消費者＞ペットボトル以外の容器選択がされていない
・選択しやすい環境整備、ごみ有料化
＜市町村＞
市町村の経費・労力負担が重すぎて、取り組みが進みにくい
・市町村の回収率を上げることが前提・市町村の費用負担を定量的に評価してから議論すべき・市町村の小規模事業者分のリサイクル費用負担が問題・回収費用の一部を事業者に負担にする
＜事業者＞
再商品化能力の拡大が図られなければならない
・自主的努力によって全量引き取るように・再生品の用途先に量的拡大・ボトルｔｏボトルの技術開発
事業者がペットボトル以外の容器の拡大をする
・使い捨て容器の自主的生産抑制・生産抑制素材転換への経済的インセンティブの制度化
＜リターナブルシステム＞
リターナブルシステムの維持
・企業もリターナブルシステムを維持したい・消費者の選択、流通形態が問題

＜問題点３＞
その他プラスチックや紙製容器包装のリサイクルが進まない
…略…

●資料４

第３回容器包装リサイクルシステム検討会議事録抜粋
日時：平成１２年９月２１日（木）１０：００～１２：００

＜途中略＞
「消費者責任と同時に企業の製造者責任を明確化が重要」という主婦連合会の山根さんの報告を受けて

＜大平委員ＰＥＴボトルリサイクル推進協議会＞

一企業がリターナブルビンに切替え、ペットボトルを缶にすれば上位売上ランクから転落するだけで、他の企業がのし上がるだけ。方法としては１．法規制２．企業の自主規制３．消費者の選択の３つしかない

＜崎田委員　環境カウンセラー＞

企業にも消費者にも倫理ではなく、経済的なインセンティブを与える仕組みを法律に作る必要がある

＜山根氏　主婦連合会＞

生産者が生産・設計段階から最後の処理まで責任をもつこと重要です。

＜宮野委員　ガラスびんリサイクル促進協議会＞

リターナブルビンの最低３条件は１．何度も使える安全な容器２．市場から回収ルート３．消費者の協力。法で強制しても無力だ。

＜崎田委員　環境カウンセラー＞

自主的な努力と国全体の方向性があっての話。具体的にどんなシステムがリターナブルビンを回せるのか？容器包装リサイクル法での自主ルート（企業回収）が使いやすいようなシステムに

＜宮野委員　ガラスびんリサイクル促進協議会＞

ビールの自主回収ルートが壊れているのが現実（ビールビンが戻ってこない）

＜大平委員ＰＥＴボトルリサイクル推進協議会＞

経済的インセンティブというが、個々のコストの差（ペットはアルミの倍のコストがかかるがペットの方が売れている）ではなく、売れるか売れないかで企業は動いている。

＜崎田委員　環境カウンセラー＞

現実に消費者はペットボトルしか選択の余地がないようになっている。リターナルビン・ガラスビンが選択できるように

＜大平委員ＰＥＴボトルリサイクル推進協議会＞

内部化とか価格上乗せは買った本人の直接負担。市町村がやれば一般税負担。価格上乗せは逆進性の税制だ。

＜庄司氏　全国都市清掃会議＞

リサイクル費用をいつどうやって負担するのかという問題。事業者責任というが消費者も含め負担する。逆進性（一般税か目的税）という単純な仕分けではない

＜崎田委員　環境カウンセラー＞

ごみ有料化に市民の賛成傾向がはっきりしてきた。処理コストリサイクル費用を消費者も受益者負担としていく議論が活発である

＜永田座長　早稲田大学教授＞
コスト負担だけでなく、将来リサイクルとして望ましいものへの費用負担も考えてもよい

＜大平委員ＰＥＴボトルリサイクル推進協議会＞

消費者の負担感が大事。価格に上乗せしても負担感はないゴミ処理の有料化が負担感がある。
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┏━↓ ●イギリス便り ↓　FROM　栗岡理子　ブライトン● ━━━━━━━━┓

☆イギリス人は古い物が好き！？　

　友人の家（日本人）に行ったら立派なテーブルがあったので、聞いたら英国人のおつれあいがオーストラリアにいたとき（彼女たちはオーストラリアで結婚して転勤で今年の４月に英国に来た）桟橋に使っていた木をもらいうけて知り合いの家具やさんに頼んでテーブルを作ってもらったということでした。その家の家具はどれも立派で仕事の都合で２－３年で各国を渡り歩く転勤族の人とは思えない家具ばかりでしたが、そのテーブルは板も厚くて（よく見ると虫食い穴が開いていたりはするのですが）ことのほか立派だったのです。次に行ったときは、また立派な家具（茶箪笥のようなもの）が増えていたので聞くと、彼のおばあさんが娘の家の近くに引っ越すことになったので、いらない家具をもらい受けたとのこと。
　日本人ならよほど家具に趣味のある人以外は、できるだけ身軽に引っ越したいと思うと思うのですが、特に昔の重い家具をわざわざもらうことはないような気がしますが（特に海外への引っ越しはお金がかかるから）、英国人の場合はそうでもないようです。彼女も「イギリス人は古い物が好きだからねぇ」といってました。

☆教科書がデポジット！
　デポジットといえば、教科書がほとんどデポジットなのに驚いています。小中学校の教科書がデポジットなのは予想がつきましたが、娘のいっているカレッジも５ポンドのデポジットで教科書を借りています。
　英会話スクールもジオスのように日系の会社はデポジットではありませんが、地元の会社はデポジットのところもあるし、そうでなければ古い教科書と新しい教科書が売っていて、古い教科書の方が少し安く買えます。どちらも教科所内に書き込まないで使えば、英会話学校をやめるときに、新しいときの価格の約半額で引き取ってくれます

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┏━↓ ●古紙ネット集会●　↓ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

１０月２８日午後1時～５時まで東京品川駅近くの国民生活センター会議室で、約５～６０人（もっといたかも）の参加で中身のこ～い集会が行われました。

私が、東京まで集会に行った理由は、厚生省検討会に対する東京の市民運動の動きが鈍いのでどうなっているのだろうと思って、何かわかるかもしれないと思ったからでした。

まずは３月に静岡まで来てくれた羽賀育子さんにご挨拶。

とくにデポネット（デポジット法制定全国ネットワーク）の事務局メンバーでもあるし、あの循環型社会形成推進基本法の時は市民グループの中心にいた方。デポネットの最新ニュースのは容リ法改正ネットワークを立ち上げるということが書かれていたので、そのことも聞きたかったのです。

「容器包装リサイクル法改正ネットワーク」は国対して、本格的に働きかけをする組織を目指そうということで働きかけをはじめているそうです。「参加しま～す！」と伝えました。

集会は

☆羽賀育子さん（「リターナブルビンを見直しペットボトルをやめさせる会）

ご存知ペットボトル事情の話し

☆笠井仁志さん（東京びん容器協同組合）

びん商（酒屋さんなどからびんを引き取る業者）の立場から、危機的だけとやや持ち直したびんのリサイクル情報

☆伊藤ゆり子さん（古紙ネット）

やたらと難しすぎる紙容器包装の基準ほか、送れている紙容器包装リサイクルの話し

☆？さん（古紙ネット）

リサイクルのコスト負担は環境負荷に応じて段階をつけるべき等々

☆中村秀次さん（市民立法機構　生活クラブ生協）

ごみ処理・リサイクル費用を自治体負担ではなく、排出者・生産者・消費者が直接負担する構造改革が基本に

☆小沢徳太郎さん（環境問題スペシャリスト）

スウェーデンのリサイクル事情から製造者責任のあり方をズバリ！

とにかく、それぞれ一つの講演会をやるような方々が、ずらり。会場からの意見も大物（それぞれの事情に詳しそう）が続々と発言。

「わぁー！豪華な集会」と思ってみたものの、いろんな事情があるでしょうが、集会の人数が少なすぎるのです。

「行政が悪い！企業が悪い！と言ってみても市民運動が今声を上げなさ過ぎるのでは！？」と思わず私も会場から発言させていただきました。

ささやかな厚生省検討会への意見書・署名活動は１２月までゴミゼロネットはまず続行です。

要請書・意見書第２段を準備中です。もしよければ、私たちの意見書に署名入り意見を寄せてくれませんか？

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・１１月１１日午前１０時～ゴミゼロネット第３７回定例会

　　　　　　　　　　　　　　　　　　アイセル２１　４１集会室

・１１月１２日ゴミゼロフェスタ　in新沼上清掃工場
午前８時４５分集合　　　午前１０時～午後３時開催
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●●ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク●●
　☆連絡先☆

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│壷阪道也　　　　　　　　　　　　　　　　　
│〒421-0111静岡市丸子新田277-4
│TEL・FAX 054-257-3177　　　　　　　　　
│Email mirai2@bj.mbn.or.jp future2@nyc.odn.ne.jp
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