010212号ゴミゼロ通信「溶融炉問題ネット結成へ！」

☆ゴミゼロ通信2001年２月１２日号（今号２８０通発信）
情報満載！ゴミゼロネットのホームページ　
http://plaza25.mbn.or.jp/~gomizeronet/
┏━↓ 今日の話題のダイジェスト↓━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
●溶融炉問題ネット結成へ！

静岡県下　６市町から仲間が集まり溶融炉・処分場問題で意見・情報交換をし、各地の生情報が飛び交いました！
●お勧めホームページ

「遠州広域水道を守る会」のホームページ

みどりと環境を守る四日市市民の会

三重県は産廃溶融炉で揺れているぞ！

●静岡新聞と朝日新聞

静岡市灰溶融炉導入、意見情報交換会を大きく報道！

●「熱帯材を使わない選挙を！」通信第１５号、１６号
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┏━↓ ●溶融炉問題ネット結成へ！●↓ ━━━━━━━━━━━━━━━┓
●２月１１日溶融炉と処分場問題で情報・意見交換会を開きました。

参加者は

　静岡市からゴミゼロネットの仲間、前田市議会議員他７名、雄踏町から「遠州広域水道を守る会」の高田さん、吉田町の大塚町議会議員、島田市環境グループCEESを代表して１名、御殿場市から御殿場リサイクル市民の会２名、沼津市からごみ問題を考える会代表１名、７、朝日新聞、静岡新聞の記者、日刊静岡の米山さん（この方はRDFをはじめとして、あの津川敬さんの情報源になっている方）計１６名。

参加者は少なかったのですが、中身はぎしっり、ヘタな講演会に参加するより内容充実でした。

詳報は後日、「溶融炉問題ネット通信」として発行予定ですのでご期待ください。

●静岡市はすでに来る３月議会で予算案が通過すれば、灰溶融炉を平成１３年度着工をしようとしていますが、市民の不在のままこのまま工事が始まってしまってよいのでしょうか？

●島田市はガス化溶融炉の導入を決定し、メーカーの選定中です。

（ガス化溶融炉とは集められたごみをそのまま、焼却するように１４００～１５００度の高温で溶融固化しようというもの）

●灰ノ木処分場問題で揺れる浜北市では、処分場に反対してきた市民グループが静岡県に対して灰溶融炉導入を要請しているようです。灰溶融炉によって処分場はいらなくなると考えてしまっているようです。

●浜松市はガス化溶融炉と普通焼却炉の２本立てを考えているようです

●RDFで揺れる人口８万の御殿場市では年間十数億円のRDF対策費を支出（浪費？）し、その額は年々増加しているそうです。RDF（ごみを固化した燃料）を燃やすと普通ごみを燃やすより焼却灰が出るそうで、その対策に灰溶融炉をもともと考えているようです。

●分別リサイクルで有名な沼津市は６０億円かけてダイオキシン対策に追われているようです。その他プラスチックごみとして分別された資源は埼玉県に運ばれて、たい肥つくりのために資源（熱源として燃やしている）としているようです。

●吉田町では、３０年前からその他プラスチックは分別回収しているようですが、それは自前の処分場に埋めているのではなく、島田市のお世話になっているようです。

ひとつひとつの話は興味深く、それらがすべて灰溶融炉・溶融炉導入を考える焼却ごみ処理、石油文明の絶頂期のこの一時期に「貴重な化石燃焼資源が単なるごみ扱い」されている現状と有機的に結びついていることが浮かびあがってきました。

　集まる人数が少なめだとがっかりしたりすることが多いなか、こんなに充実した会議に満足できたこと、参加できなかった人が、かわいそうとまで思えました。

●そして、次のステップは

溶融炉・処分場問題を考えるネットワーク（略称　溶融炉問題ネット）

を５月頃に結成しよう！です。

次回準備会は４月１日（日）午後１時３０分静岡市NPO活動センター

５月又は６月の日曜日に

溶融炉問題ネットの結成集会と「検証ガス化溶融炉」の著者として有名な津川敬さんを招いて記念講演を行うことまで、津川さんに断りもなく、決めてしまいました。（内諾は得てあります）

●そこで今日のお薦めのホームページは

「遠州広域水道を守る会」のホームページ

http://www.tcp-ip.or.jp/~tkda/

情報・意見交換会にきた高田さんが作っているホームページで灰溶融炉や浜北処分場の様子もわかる情報満載！

みどりと環境を守る四日市市民の会

http://www.ne.jp/asahi/yokkaichi/midori/

昨年、突然四日市からメールが届きました。

やっとわかったのですが、昨年末、三重県は四日市にある地に産業廃棄物用の溶融炉の建設を強行するために、住民３７０人と１７時間にもわたる交渉をもちながら、今年２月ついに工事を強行着工したようです。静岡にいればまったくわからないこのニュース、このホームページから、生々しい数々の新聞記事とともに現場写真を含めた、住民の苦闘が見えてきます。

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┏━↓ ●０１年２１２日朝日新聞（静岡版　３７ページ）●↓ ━━━━━━━━┓

●灰溶融炉導入　問題点を指摘

　　市民が意見交換会

静岡市など県内市町村で、灰溶融炉やガス化溶融炉の導入計画が具体化していることを受け、各地でごみ問題に取り組む市民ら約十五人が十一日、静岡市内で意見交換会を開いた。
意見交換会では、①溶融炉運転には多量のエネルギーが必要なため地球温暖化を促進する②焼却灰から出来る廃棄物のスラグは重属などを含み、酸性雨として溶け出す恐れがある③スラグの再資源化には需要が少ない―などの問題点が指摘された。参加者からは「多額の税金を使うにもかかわらず、情報公開や、市民の間での議論が不十分だ」などの声が相次いだ。主催者側は今後、市民の参加を呼びかけて五月にもネットワークを立ち上げる。

┏━●０１年２月１２日静岡新聞（静岡中部版　２４ページ　６段抜き記事） ━━┓

●灰溶融炉施設の是非考える　

　県内から参加者　　ごみ処理法で討議　静岡

　清掃工場から出る焼却灰や飛灰を高温で溶かしてガラス状(スラグ)にする灰溶融施設の是非を考える意見交換会が十一日、静岡市呉服町のNPO活動セン夕ーで開かれた。沼津、御殿場、島田市、吉田、雄踏町など、県内各地からごみ問題に関心を寄せる市民ら十余人が出席した。
灰溶融施設は静岡市が県内で初めて、建設事業費を平成十三年度当初予算案に盛り込み、埋め立て量の減量や、スラグの路盤材などとしての再利用を目指している。最終処分場問題に悩む他の自治体も施設導入に向けた関心が高い。
　意見交換では、「まずごみを出さないことが重要」「リサイクルを免罪符に生活態度を改めないのは問題」という参加者の一致した見方を前提に、ごみ処理法として灰溶融炉が最適かどうかを議論した。「スラグに重金属やダイオキシンが含まれていないのか」といった疑問や、「スラグは再利用できず余っているのが実情」「きちんとしたデー夕と裏付けを持つて安全性を証明すべき」「灰溶融炉があれば処分場はいらないという考えがあるが、もっと議論が必要」などの指摘があった。
参加者らは「溶融炉と処分場問題を考えるネットワ一ーク」を発足させ、今後も各自治体の現状を報告し合い、意見交換会を開いていくことになった。

＜写真＞
灰溶融炉施設の是非について議論した意見交換会＝静岡市呉服町のNPO活動センター

┏━↓ ●０１年２月９日静岡新聞夕刊●↓━━━━━━━━━━━━━━━┓

●焼却灰を減量、再利用　静岡市
　灰溶融施設建設へ　３億３０００万円を計上　総事業費６５億円

静岡市は県内で初めて、清掃工場から出る焼却灰や飛灰を高温で溶かし、ガラス状にして減量する灰溶融施設の建設事業費として、九日発表の平成十三年度当初予算案に約三億三千万円を盛り込んだ。三カ年継続事業で総事業費は六十五億円。同市の最終処分場は現状のままだと十九年三月ごろには満杯になる計算だが、新処分場の適地は見つかっていない。当面、灰溶融施設の導入で埋め立て量を減量してしのぎたい考えだ。
　全国で現在稼働中の灰溶融施設は二十八カ所、稼働予定が七カ所。静岡市が導入するのは一日当たり六十㌧の処理能力の溶融炉二炉(合わせて百二十㌧)で、新沼上清掃工場と西ケ谷清掃工場から排出される焼却灰や飛灰(合わせて一日七十五㌧)を処理する。市廃棄物対策課によると、従来の埋め立て量の約一・七分の一に減量され、ガラス状になった灰〈スラグ)は、れんがやコンクリートブロックなどの土木資材として再利用される。ごみ減量に取り組む「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワークの壷阪道也さんは同事業に対し、「市民が痛みを感じることなく、行政任せで安心してごみを出せるようになってしまうのではないか」と危ぐする。また、スラグからのダイオキシンの流出や技術的安全性、建設・運転コストにも疑問を呈する。これに対し市廃棄物対策課は、「焼却灰のダイオキシンの九九％は分解される。安全性や再利用先にめどが付かなければやる意味がない」と強調した。
県内では最終処分場の建設をめぐり、住民投票を求める直接請求が起こった浜北市など問題を抱える自治体も多く、施設の効果が注目されている。
静岡市は灰溶融施設を「循環型社会が確立されるまでの(つなぎの)システム」と位置付けており、最終的にはごみを排出する消費者一人ひとりの意識にかかっている。
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┏━↓ ●「熱帯材を使わない選挙を！」通信第１５号、１６号●↓━━━━━━┓

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「熱帯材を使わない選挙を！」通信第１５号

発行　ＨＰ「世界の森を守れ」制作者　米澤興治
　　２００１年２月８日
　　転載大歓迎
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１．三重県の自治体から回答届く
　２月６日に三重県の２４の自治体に質問メールを送りました。海山町・阿山町・松坂市から回答がありました。海山町・阿山町では熱帯材合板を再使用、ただし、阿山町では今年から非熱帯材合板を検討中とのことです。松坂市は２０００年４月からアルミ板を使っているとのことです。
２．新たな賛同者２名
　ウータン会員の柏木美智子さんが賛同者になっていただきました。
３．参議院議員
　参議院議員へは９０通送りましたが、いまだに、回答は江本議員だけです。
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「熱帯材を使わない選挙を！」通信第１６号

発行　ＨＰ「世界の森を守れ」制作者　米澤興治
　　２００１年２月１０日
　　転載大歓迎
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１．ついに見つけた！国産間伐材の選挙ポスター掲示板
　新聞に出ていた、Googleという新しい検索エンジン（http://www.google.com/）を使って、「選挙ポスター掲示板」で検索したところ、４５件がヒットし、その中に「選挙ポスター掲示板は間伐材　五木村」という読売新聞の「熊本ニュースと話題」の記事に「村内産の杉の間伐材を衆院選の公営ポスター掲示板に」使用し、好評だと写真入りで出ていました。くわしいことについて、五木村に問い合わせてみようと思っています。「国産間伐材の選挙ポスター掲示板」は、一番理想的だと思います。こんな選挙ポスターの掲示板が使われているなんて、とても感激です。
２．前さんの問い合わせに続々回答あり（奈良県）
　賛同者の前さんが、奈良県の自治体に、メールと電話で問い合わせをされています。４つの自治体から回答がありました。自治体の回答ー奈良県編のページも作りました。
　
http://www.gin.or.jp/users/k-yone/etc/senpos/senpos-index.htm

「熱帯材を使わない選挙を！」連絡先：
k-yone@gin.or.jp（米澤）
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●●ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク●●
　☆連絡先☆
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│壷阪道也　　　　　　　　　　　　　　　　　
│〒421-0111静岡市丸子新田277-4
│TEL・FAX 054-257-3177　　　　　　　　　
│Email mirai２@bj.mbn.or.jp　future2@nyc.odn.ne.jp

│HP　http://plaza25.mbn.or.jp/~gomizeronet/　　　　　　　
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