01407号ｺﾞﾐｾﾞﾛ通信超番外「スズメはどこだ？＆バーミャン！」

☆ゴミゼロ通信2001年４月７日号（今号２９４通発信）
情報満載！ゴミゼロネットのホームページ　
http://plaza25.mbn.or.jp/~gomizeronet/
┏━↓ 今日の話題のダイジェスト↓━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
●スズメが消えた２００１年４月５日朝日新聞夕刊(2P)

・英国のナゾ　５年で半減　２５年で９割減
・農地集中？伝染病？
●「本当は誰が私を壊すのか」 2001年４月３日　朝日新聞夕刊（１２Ｐ）

・バーミャン・大仏の現場で
中村哲　PMS（ペシャワール会・医療サービス）院長
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

●今日はとても気になった新聞記事２題。

●特に、たまたま「いぎりす便り」の栗岡さんがイギリスにいるので、

イギリスの記事が気になって読んで、ふと思いついたこと。

野鳥のことはまったく知らない私。

でも、ハト、カラス、ツバメそしてスズメくらいはわかると思っていた自分。

気がつけば、回りからスズメが消えている。最近ほとんど見ない「スズメ」

自分だけが感じていたのだろうか？

ゴミゼロ通信の読者の皆様！

教えて下さい！

★スズメが日本でも激減していませんか？

●旅行好きの私、もしアフガニスタンがもっと落ち着いたら、

一度は行ってみたいと考えていたバーミャンの石仏が破壊された。

世界中が非難する中、そこに日本人医師が黙々と働いていた。

そして彼は

「我々は非難の合唱に加わらない。餓死者百万人という中で、今議論をする暇はない……」

と語っていること知った私は心が震えました……

┏━↓●スズメが消えた２００１年４月５日朝日新聞夕刊(2P)●↓ ━━━━━┓

●英国のナゾ　５年で半減　２５年で９割減
●農地集中？伝染病？

【ロンドン4日＝1沢村亙】英国中の街角をにぎわせていたスズメが、すっかり姿を消してしまった。ロンドンではイエスズメがこの5年で半減、英国全体でスズメは過去25年で9割も減った。地球温暖化、伝染病からチエルノブイリ原発事故の影響まで諸説が飛び交うが、原因はナゾ。「人里を好むスズメが消えたのは人間にとってもよくない環境変化が進んでいる兆候」と、英政府が原因究明に乗り出した。

野鳥研究家マックス・ニコルソンさん(９6)がロンドン中心部のケンジントン庭園で調査を始めた25年、2603羽のイエスズメを記録した。抑年は544羽、昨年はたった8羽しか見つけられなかった。
スズメ減少は地方の町や村に及ぶ。英仏海峡のジャージー島では、捕獲や巣の破壊に対する罰金を検討。野鳥保護団体は「絶滅危ぐ種」への指定を求めている。
英鳥類学財団のハンフリョ・クリック博士は「かつては牧場、耕作地、林がほどよく混在し、野鳥の繁殖に適していた田園地帯で、農地の単一利用や集中化が進行。小型の野鳥を捕食していたハイタカなどが、エサ不足のため都会に『進出』し、スズメを襲い始めた」という仮説を立てる。
　ほかに「庭や公園での殺虫剤使用が増え、幼鳥期に欠かせない昆虫が減った」「ハトの伝染病がスズメに広まった」など諸説があるが、真相はわからない。
ロンドン繁華街で増えるハトを「空飛ぶネズミ」と毛嫌いするリビングストン市長も、スズメについては保護を提唱。ブレア首相もこのほど環境政策に関する演説で「スズメ減少は環境悪化の典型例」と述べ、政府予算から18万ポンド(約3000万円)を支出して原因究明に乗り出した。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━↓●「本当は誰が私を壊すのか」 ●↓━━━━━━━━━━━━━━━┓
2001年４月３日　朝日新聞夕刊（１２Ｐ）

●バーミャン・大仏の現場で
中村哲　PMS（ペシャワール会・医療サービス）院長
-----------------------------------

ペシャワール会84年、ペシャワールで医療活動する医師中村哲氏の支援団体として発足

(本部・福岡市)。

中村氏は現地代表で、医療サービス機関がPMS。

基地病院、診療所をパキスタン、アフガニスタンに展開、年間18万人を診療。
-----------------------------------

　抜けるような紺碧の空とまばゆい雪の峰に囲まれるバーミヤン盆地は、不気味なほど静かだった。無数の石窟中で、ひときわ大きく、右半身を留める巨大な大仏さまがすっくと立っておられる。何を思うて地上を見下ろしておられるのだろうか。
三月十九日朝、タリバンによる仏像の破壊が世界中で取りざたされる頃、私は現地にいた。巨大石仏の破壊は半分終わったところで、散発的な戦闘が続いていた。タリバン兵士とハザラの軍民だけが居る状態で、大方の村落はもぬけの殻だった。大部分の人々はカブー
ルの親族を頼って逃げ出した後だったが、実は仏跡に興味があって来たのではなかった。私たちPMS(ペシャワール会・医療サービス)が二月下旬、カブールヘの緊急医療支援を決定し、同市の避難民が居住すると思われる地区に五つの診療所を開設、その一環として、最も避難民が多かったハザラ族の国＝バーミヤンヘ医療活動の可能性を探りに来たのだった。戦乱だけでなく、この三十年で最悪の早魃で、アフガニスタン国家が崩壊するか否かのせとぎわである、既に前年夏の段階で、国連機関は「一千万人が被災、予想さ
れる餓死者百万人」と、世界に警告を発し続けていた。
アフガン東部に三つの診療所を構える私たちは、直ちに事態を深刻に受け止め、医療団体にもかかわらず、飲料水源確保を緊急課題とした。以来この七カ
月というもの、アフガン東部の早魅地帯に展開して地元民と協力、必死の作業を続けてきた。三月現在、病院職員百五十人とは別に、水計画の職員・作業員六百七十人、作業地四百二十九カ所。五十一カ村で約二十数万人の離村をかろうじて防ぐという、会が始まって以来、最大規模の活動となった。地域によっては、カナート(地下水路)多数を復旧、砂漠化を阻止し、難民化した全村民が帰るという奇跡をも生んだ。活動地は更に拡大を続けている。
今年二月、ペシャワールの基地
病院で難民患者が激増するに至り、「国外に難民を出さぬ活動」をめざし、首都カブールに診療活動を計画した。これは、既に一つのNGOとしての規模をはるかに超える。しかも、大半の外国NGOが撤退または活動を休止する中である。我々としては、「これで現地活動が壊滅するかも知れぬ」という危機感の中、組織の命運をかけて全力投球せざるを得なかったのである。
およそこのような中での、国連制裁であり、仏跡破壊問題であった。早魃にあえぐ人々にとって、
これがどのように映っただろうか。仏跡問題が最も熱を帯びていた頃、手紙がアフガン人職員から届けられた。
「遺憾です。職員一同、全イスラム教徒に代わって謝罪します。他人の信仰を冒涜するのはわれわれの気持ちではありません。日本がアフガン人を誤解せぬよう切望します」。
私は朝礼で彼らの厚意に応えた。
「我々は非難の合唱に加わらない。餓死者百万人という中で、今議論をする暇はない。平和が日本
の国是である。我々はその精神を守り、支援を続ける。そして、長い間には日本国民の誤解も解けるであろう。人類の文化、文明とは何か。考える機会を与えてくれた神に感謝する。真の『人類共通の文化遺産』とはい平和・相互扶助の精神である。それは我々の心の中に築かれるべきものだ」
その数日後、バーミヤンで半身を留めた大仏を見たとき、何故かいたわしい姿が、ひとつの啓示を与えるようであった。「本当は誰が私を壊すのか」。その巌の沈黙は、よし無数の岩石塊と成り果てても、全ての人間の愚かきを一身に背負って逝こうとする意志である。それが神々しく、騒々しい人の世に超然と、確かな何ものかを指し示してい石ようでもあった。

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
--------------------------------------
「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク（略称ゴミゼロネット）
〈第４２回定例会のお知らせ〉毎月第２土曜日
日時２００１年４月１４日(土)午前１０時～１２時
　所　   アイセル２１　４階４１集会室
--------------------------------------
内容
①溶融炉・処分場問題・ネットワーク
②容リ法市議会議員との懇談会について
③生ごみのたい肥化その他
--------------------------------------
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
☆あなたの友人のメールアドレスをお知らせください
☆ゴミゼロ通信は転送、転載、複写何でもＯＫです
☆あなたの情報、ご意見、ご感想をお待ちしております
☆※送信御迷惑な場合は遠慮なくご連絡ください！送信を止めさせていただきます
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
●●ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク●●
　☆連絡先☆
┌────────────────────┐
│壷阪道也　　　　　　　　　　　　　　　　　
│〒421-0111静岡市丸子新田277-4
│TEL・FAX 054-257-3177　　　　　　　　　
│Email mirai2@bj.mbn.or.jp future2@nyc.odn.ne.jp
│HP　http://plaza25.mbn.or.jp/~gomizeronet/　　　　　　　
└────────────────────┘