020127号ゴミゼロ通信「ワールドカップでデポジット他」

☆ゴミゼロ通信2002年1月２７日号（今号５０５通発信）
情報満載！ゴミゼロネットのホームページ　
http://plaza25.mbn.or.jp/~gomizeronet/

┏━↓ 今日の話題のダイジェスト↓━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
●「ワールドカップサッカー場をゴミの山にしないための仕組みをつくろう」

静岡県とFIFA静岡支部に申し入れ
・サッカー・ワールドカップ会場で飲料容器にデポジットを

＜デポネット通信第１５号２００２．１，２２より＞
●ガス化溶融炉豊橋シンポジュウム全国から１４０名が集まる

・ガス化溶融炉は減容効果がない！
・ガス化溶融炉を考える全国ネットワークを創ろう！

●ミダック産廃処理施設で悩む福田町訪問記
・ミダック環境先進企業！？
・ダイオキシン値は信用できるか？
・ミダックの福田町進出の謎

・子ども達への健康被害が！
●ゴミゼロネット連続学習会
２００２年２月９日（土）
国産材でつくる家と家具？（家づくりをお考えの方、家具を購入予定の方へ）
２００２年３月９日（土）
ダイオキシンの恐怖！松葉でダイオキシン値調査！

●ひと・もの・こと・循環　駿河でんでん市場　

●「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク（略称ゴミゼロネット）

〈第５２回定例会〉毎月第２土曜日
日時２００２年２月９日(土)午前１０時～12時
　所　静岡県環境衛生科学研究所会議室
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┏━━━ ↓●ワールドカップでデポジットト●↓━━━━━━━━━━━━━┓
●「ワールドカップサッカー場をゴミの山にしないための仕組みをつくろう」

　サッカー・ワールドカップの開催にあたり、各会場では飲料容器がゴミとして散乱する可能性が大であることから、「スタジアム内で飲料容器にデポジットシステム（預かり金制度）を導入しよう」と、日本テレビの荻原さんから提案がありました。荻原さんの送ってくれた読売新聞の記事によると、ドイツのフライブルクのサッカー場では、「最初にデポジットを払ってカップを買い、変えるときにカップを返せば、代金が戻ってくる」というシステムを採用しているそうです。デポジット料金は約５７円。お変わりの時は飲み物代だけですみ、帰るときにカップを返せば、代金は戻ってくる。カップは、リース会社により洗浄され、繰り返し使用されるので、ゴミにならないとのこと。
　その提案を受けて、ゴミゼロネットでも申し入れを行おうと、今のところ昼間動ける、会員で以下のところへ出かけ、申し入れを行ってきました。

１月23日、2002年ワールドカップ静岡県開催推進委員会
１月23日、エコパのある小笠山運動公園整備室
１月25日、2002年FIFAワールドカップ日本組織委員会
１月25日、富士コカ・コーラボトリング袋井営業所

　コカコーラと同様、スポンサーであるバドワイザーやマクドナルドも飲食物を期間中会場内で販売することから、両者へも申入書を郵送する予定です。また、近いうちに富士コカ・コーラボトリング静岡工場へも出かけて行って申し入れ
たいと思っています。

申入書の内容は次のような文面です。

　　　　　　　　　-----------------------------------------------

平成14年１月23日

　　　　　　　　　　殿

　　　　　ワールドカップ会場内で販売される
　　　　　　飲食物の容器についてのお願い

　　　　　　　　　　　　　　　「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク

　日韓ワールドカップの開会まであとわずか。静岡県のエコパにも多くの観客が集まり、熱い観戦となるでしょう。
　ここで販売される飲食物は膨大な量になることが予想され、従って廃棄されるその容器も大量であることが想定されます。
　この機会にぜひ、容器の発生が抑制できるように、またそれがごみとして散乱せず回収され資源化され、環境配慮型のワールドカップとなることを期待して、以下の要望をします。

１．飲料容器のリユース
　　中身のみ購入できる自動販売機を置き、コップを別売りすることにより中身代だけでお代わりできるようにする。コップを返却すれば容器代が返金され、コップが気に入れば持ち帰っても良い。
　　また、自分のカップを持ってきた人は中身だけ買えるように、マイカップ対応の自動販売機を置く。

２．デポジットシステム（預かり金制度）の導入
　　販売される飲み物のカップにデポジット方式を取り入れる。
　例　コーラやビールを購入した消費者が、その容器を返却することによって容器代を返してもらえるシステム

３．資源の有効活用
　　飲食物の容器はきちんと分別回収し、素材に応じたリサイクルをする。

　以上３点を要望させていただきます。

　ご存知のとおり、環境への配慮は当たり前の時代に入っており、エコパは大変新し
い立派な施設ですので、環境面でも世界に誇れるようにと願っています。

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申入書は以上です。

　しかし、コカコーラによると飲み物は売店でペットボトルから紙コップに詰め替えて販売することが決まっているそうで、しかもこれを書くときはアペックス社のマイカップ対応の自販機のことが頭にあったのですが、この「マイカップ」というのはサイズ
が限定されるため自宅から持ってきたカップでは対応できない場合があることがわかりました。はじめに「マイカップ」をかい、自分で洗って使い回すシステムで、会社などのようにいつも同じ人が使う場合に都合のいい自販機でした。
スタジアムのように不特定の人たちが利用する場で容器を使い回すには、やはりドイツのように、洗浄する係りの人が必要なようです。そこで、１の飲料容器のリユースの項目は、今後下記のようにあらためたいと個人的には思っています（まだみんなと相談していませんが）。

１．飲料容器のリユース
　　容器を別売りすることにより中身代だけでお代わりできるようにする。容器を返却すれば容器代が返金され、コップが気に入れば持ち帰っても良い。
　　容器は洗浄して使い回し、使い捨てにならないようにする。

　　　--------------------------------------------------------------

このリユースの項目は、ごみの発生抑制という点で一番大切な項目です。
しかし、洗浄がネックになり、今回は見送られる公算が大きいとは思いますが、せめて２は採用してほしいと思っています。
混雑するスタジアムでは、いくら紙コップ回収箱とゴミ箱を分けておいても、ごちゃ混ぜになり、紙コップもゴミとして捨てられてしまう可能性が大きいからです。そうならないように、紙コップを返却すればいくらか返金されるようなデポジットシ
ステムを取り入れれば、３の項目が達成されるのではないかと期待しています。

ちなみに、マイカップ対応ではないけれど、紙コップのデポジット対応の自販機がす
でに東京スタジアムには入っているそうです。

静岡県以外の開催地でもぜひ同様な運動を起こしてほしいと思っています。
同じような動きが全国一斉にあれば、メーカーもこれまでのやり方を考え直さざるを得なくなるでしょう。
「１の飲料容器のリユース」も夢ではなくなります。
同じ開催国である韓国では、すでに国をあげて「一回用品（使い捨て用品）使用規制」が法律で定められていますので、競技場内も日本のように「ゴミの山」ができることはないと思われます。
ぜひ、みなさんも一緒にワールドカップ関係者によびかけてください。
残された時間はあとわずかです。

（文責　栗岡）
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☆追記ｂｙ（壷）参加メンバーに聞き取りで上記栗岡さんの報告補足

　23日（水）にゴミゼロネットの３人静岡県生活・文化部ワールドカップ推進室を訪ねて室長　村松茂、県都市住宅部都市整備総室小笠山運動公園整備室大村哲久さんと面会。
　県の対応は「FIFA組織委員会静岡支部がやっていることなので、直接行った方がよい、こんごのエコパの行事にも参考にはなるが…」との意見を受けて、25日（金）に袋井へ出向き、上記の申し入れ書を手渡したということです。

　２５日は2002年FIFAワールドカップ日本組織委員会殿静岡支部支部長代理兼総務課長杉本克巳さん、同総務課参事山下貴彦さんと面会。
　そこでの対応の返事は「FIAFAの本部の指示がないとできないがFIFAには提案はできるが、どうするかの権限はコカコーラにある。コカコーラのマーケット担当と接触して、こちらからの提案はしておく」とのこと。

　コカコーラでは富士コカコーラボトリングが具体的には担当ということでFIFA静岡支部の紹介で袋井営業所を訪れ、楮原進業務課長と面会。「全面的にはできないが、部分的実施する可能性はある」との発言があったようだ。

　ゴミゼロネットとしては静岡工場へ近く訪問予定している。

さてどうなることやら。

※ワールドカップではフーリガン対策で、びん・缶・ペットボトルを来場者に直接わたさないということが決まっているようです。会場内の販売は　食品はマグドナルド、ビールはバドワイザー、清涼飲料はコカコーラと独占的に決められているとのことです。飲料紙コップ等のデポジットに実施は要するにコカコーラの姿勢次第のところがあり、対応を見る限りでは全面実施まではいくかどうかとしても、こちらの働きかけ次第では、世界を前に少しはましな姿を見せられるチャンスはありそうだということです。県もコカコーラも想像以上に対応がよかったようです。静岡では、小さな市民グループがちょっと訪問しただけで、少しは可能性を感じさせています。このチャンス生かせませんか？（壷）
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☆参考
●＜デポネット通信第１５号２００２．１，２２より＞
サッカー・ワールドカップ会場で飲料容器にデポジットを

　サッカー・ワールドカップの開会まであとわずか。国内のサッカー場には多くの観客が集まり、熱い観戦となろことと思います。
　その会場で販売される清涼飲料はコカ・コーラ社だけということです。この機会に是非、容器にデポジットを付け、ごみが散乱しないように、また回収容器の資源化で環境配慮型のワールドカップとなることを期待します。東京都では都営地下鉄の都庁前に紙コップのデポジット回収機を設置しているところもあります。
　各地域の団体でもサッカー場内での飲料容器のデポジットを組織委員や各会場へ働きかけてみませんか？

＜読売新聞２００１年１２月１９日＞
　ドイツ南部の都市フライブルグのサッカー場から、新たな試みが発信されている。スタジアム内で販売される飲み物のカップにデポジット（預かり金）方式を採用したのだ。最初にデポジットを払ってカップを買い、帰る時にカップを返せば、代金が戻ってくる。カップは繰り返し使用でき、使い捨てがなくなる。
　地元チーム「SCフライブルグ」はドイツ1部リーグに所属する強豪。試合の際は2万5千人収容のスタジアムが満員になり、カップなどのごみが散乱。なんとかならないか…と、関係者が知恵を絞った。
　カップの製造、洗浄、リースなどを行っているのは「カップコンセプト」社。カップはプラスチック製で、デポジットは1マルク（約５７円）。お代わりの時は飲み物代だけで済む計算だ。カップのデザインが気に入ったなら、そのまま持ち帰ってもいい。今ではロックコンサートや博覧会会場などにも広がっている。
　来年開催される日韓ワールドカップ（W杯）でも参考になりそうだ。
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┏━↓●ガス化溶融炉豊橋シンポジュウム全国から１４０名が集まる●↓ ━━┓
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　ガス化溶融炉シンポジュウム　豊橋
日時　２００２年１月２６日（土）午後１時～午後５時１０分
場所　豊橋勤労福祉会館小ホール（豊橋駅乗り換え渥美線南栄）
内容　１部・各地で活動している皆さんの報告と交流
　　　　　　　「豊橋の焼却炉を考える市民の会」の裁判報告
　　　　２部・ガス化溶融焼却炉シンポジュウム
パネラー
弁護士　梶山正三（ゴミ弁連会長）
参議院議員　岩佐恵美
衛生工学技術士　三好康彦
愛知大学教授　市野和夫（豊橋の焼却炉を考える市民の会代表）

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ゴミゼロ通信2001年1２月２３日号でお知らせしたように上記シンポジュウムに静岡市から３名で参加してきた。ガス化溶融炉見学会があるのが魅力で、各駅停車で静岡から言ってきた。以下その報告記。（壷）
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●ガス化溶融炉は減容効果がない！

　まずは豊橋資源センター（ガス化溶融炉施設）の見学。全国から約４０名の見学者に公共施設見学では珍しい全面撮影禁止。昨年8月完成、三井造船による１０月仮操業開始、今年4月より豊橋市に引き渡される予定のこの施設、２００ｔ／日×２基　総工費１８０億円全国最大級のガス化溶融炉施設。

　現在の約１１円/ｋｇの焼却費用よりは安くすむ予定と担当者。４００ｔで４０ｔのスラグと１０ｔの脱塩残渣がでる。１２．５％の減容率は、静岡市で言えば１５％の焼却灰になっているから、溶融炉の減容効果はあまり期待できないことがかなりはっきりした。豊橋市の最終処分場は公称平成18年度で満杯。そこでスラグが売れれば、よいわけだが、すでに溶融されたスラグはできているが、まだ売れていないそうだ。（まだ市の設備でないため）「売り先は念頭にはある。お金をつけて売る気はない。あくまでスラグは有価物である」と担当者は強調。

　しかし、全国で溶融炉をめぐって裁判を起こしているような猛者を中心とした見学者ばかり、私もおとなしく？質問何度も繰り返したが、案内をしてくれた市の担当者のひきつった顔が印象的。
ついに約1時間後、「もう勘弁してください！」とギブアップで見学終了でした！！。

●ガス化溶融炉を考える全国ネットワークを創ろう！

さて午後1時～5時４５分まで長～いシンポジュウムが始まった。
１４０名の参加で会場は満員。
パネラーは梶山正三（弁護士・理学博士）、三好康彦（衛生工学技術士）、市野和夫（愛知大学教授・豊橋の新焼却炉を考える市民の会代表）、岩佐恵美（参議院議員）

　シンポジュウムでは、ガス化溶融炉の技術の信憑性はあるのか？行政企業が公表するデーターは信用できるか？安全基準は大丈夫か？廃棄物処理の広域化をどうみるか？炉の建設費用とその効果をどうみるか？が議論された。私の理解力・表現力不足で簡単には報告できないが、いずれも目から鱗が出てくるような議論だった。

　午後４時少し前に第2部がはじまり、各地の報告が続いた。
　発言者は、北海道室蘭市、福岡宗像市、東京都世田谷区、岐阜県中津川市、静岡県天竜市、静岡市、浜松市、奈良県桜井市、茨城県笠間市、岐阜県各ヶ務原市、名古屋市緑区、三重県亀山市、福岡県三和町、そして豊橋市の14地域からの報告。時間超過！超過！の連続の大熱弁！！

　どれも興味深い報告だったのが、つい最近メールが飛び込んできて、情報をキャッチした茨城県笠間市の産廃１９品目全部を引き受ける「廃棄物公共処分場」計画の報告にはびっくり。ガス化溶融炉神話がここまできたかというような報告だった。

※笠間市の内容は以下のHPで熱く語られている
　http://www.d5.dion.ne.jp/~tr1482s/index.htm

　シンポジュウムでも「全品目処理できるガス化溶融炉を引き受けるメーカーなんていないよ」（三好さん技術者）「データーを改ざんしてでもメーカーは商売になれば必ず引き受けるよ！」梶山さん（弁護士）というコメントがでたくらいだ。茨城県が水源に最終処分場とガス化溶融炉施設を併設する産廃施設の建設は国と県が一体となって産廃処理を税金使って本格的に行う時代を象徴するこれからも注目する事件。

　でも3人の主婦で裁判を行った三重県亀山市や、もちろん、原告１２０名の市民で監査請求から裁判闘争をおこなっている豊橋市等々、全国で多くの市民が裁判までやりなが頑張っていることには大きな刺激を受けた。

　中津川の方から全国のネットワークを創ろうという提案が出され、たいへん期待したいところだ。シンポジュウム後、私は参加しなかったけれど、懇親会を兼ねた全国交流会が開かれたようだが、全国ネットの話しがどこまで具体化されたか！？楽しみである。
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┏━━↓●ミダック産廃処理施設で悩む福田町訪問記● ↓　━━━━━━━┓

　静岡県磐田郡福田町は浜松市の通勤圏にある人口2万人ほどの静かで小さな町である。そこでダイオキシンの松葉調査を市民グループが静岡県で唯一行なっていると聞いて去る1月１９日ゴミゼロネットの仲間３人で訪ねてきた。
　出迎えてくれたのは１０人近くの地元住民。昨年度と今年も行なおうとしているダイオキシン調査についての話しを聞いた。松葉調査の１サンプルの調査費用は14万円。そのお金を何十人かの市民が出し合ったそうだ。そこまでするには３年半前にこの町で操業を開始した産廃中間処理施設（焼却・たい肥化）ミダック福田町工場の存在があった。

※ミダックのホームページ　http://www.midac.co.jp/　

●ミダック環境先進企業！？

　そのホームページからは環境に優しく循環型社会をめざす理想の企業像が描かれていた。ミダック福田工場の取扱い許可品目は廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、動植物性残さ、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリの焼却と多岐に及び、汚泥、動植物性残さの肥料化製造処分となっている。工場の周辺を歩いてみると、臭い等には鈍感な私でさえも怪しげな異臭を感じた。簡単に言えば、何でも燃やしているストーカー式の焼却炉である。
※豊橋のシンポジュウムで汚泥の焼却は猛毒のシアン発生の危険性ありとのこと

●ダイオキシン値は信用できるか？

　それでも公表されている排煙のダイオキシン値は0.64ng-TEQ/Nm3と一般廃棄物焼却炉並であるのがとても不思議だった。異臭と子供達の健康被害に悩む住民たちはその工場の被害状況を客観的に調べようと松葉調査を行なったのだが、１サンプル周辺のみしか行なえなかったため（予算の都合）顕著な値は昨年度は検出できなかったようだ。それでも町が発表する１０倍の値が検出されたという。今年こそは工場周辺だけのサンプル調査をしようと準備をすすめているところだそうでした。

●ミダックの福田町進出の謎

　ミダックの福田町進出は95年から前福田町長が強引に誘致しようとしたことが発端。９８年2月に建設反対を掲げて当選した新町長も産廃容認に変身してしまっている。その背景には何があるのだろうか？この進出にからんで地元福田町民とは別にミダックの工場がある豊橋市の市民グループから公開質問状もだされているほどである。

　また産廃施設建設には地元との公害防止協定が必要であるが、住民の反対が強く、地元住民・自治会とではなく、町と締結して建設許可が下りてしまった。地元住民の同意抜きで建設を強行した町とそれを認めた県に大きな問題もある。

●子ども達への健康被害が！

　９８年6月に操業が始まったミダック福田町工場の周辺は異様な臭いに包まれていた。風向きによっては工場から４００ｍしか離れていない福田町唯一の中学校へも異様な臭いが飛散する。現に子供達への健康被害が顕著に表れていた。わかっているだけでもその福田中学に数回の異常が記録されているという。しかし、町も学校関係者は固く口を閉ざしその問題に触れたがらないそうだ。昨年６月に工場から赤い煙が噴出す事件がおき、ミダックは地元地元自治会長宛にダクトの中の“さび”が原因であると謝罪文を出した。しかし、本当は工場は何を燃やしているのかが心配される。
　工場は日中8時間だけの操業が操業条件になっているが、夜間はたい肥化設備運転のためとして灯油のみを燃やしていることになっている。しかし、夜間に煤が舞い降りた報告もあり、たい肥化設備が隠れみのになって、何か怪しげなものを燃やしている可能性があると思われる。住民の申し入れもあり、ミダックはせっかく取得した「ISO14001認証工場」も昨年取消されたようだ。

　福田町に住んでいなくてよかったなどと住民の方に申し訳なくて言えなかったけれど、

＜参考＞
「松葉によるダイオキシン調査」
http://members.tripod.co.jp/pinecone/

「これまでに起きた主な問題」
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/4077/

「最近のニュース」
http://sasahousa.hoops.ne.jp/
環境総合研究所のホームページ
http://www.eri.co.jp/

ミダック　会社概要
商号株式会社　ミダック
創立昭和27年4月1日
資本金 1,000万円
代表者代表取締役社長　熊谷勝弘
従業員 100名
本社〒431-3122
静岡県浜松市有玉南町2163番地
TEL:053-471-9361
※ミダックのホームページ　http://www.midac.co.jp/　
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┏━↓●独り言　久しぶりのゴミゼロ通信● ↓ ━━━━━━━━━━━━━┓

　ワールドカップでのデポジット、ガス溶融炉シンポジュウム、松葉調査の福田町訪問、実は駿河でんでん市場が一番大忙し、頭がぐるぐる回るなか、なんとか久しぶりのゴミゼロ通信。内容は、凄過ぎる！（自画自賛）この一ヶ月で本当にたくさんの出会い、体験があって整理ができないままここにきた。情報の氾濫で情報は流せばよいのかと自問自答をしながら、紙印刷のゴミゼロ通信の方は2ヶ月お休み。今日はアイセル２１でのエコ広場。またまた体験！体験！でどうしたものか！？

更にパワーアップするぞ！！

ということで…。
（壷）
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┏━↓●集会情報●↓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
●ゴミゼロネット連続学習会
毎月第２土曜日午後１時３０分～３時３０分くらいまで
場所　静岡県環境衛生科学研究所会議室
２００２年２月９日（土）
国産材でつくる家と家具？（家づくりをお考えの方、家具を購入予定の方へ）
２００２年３月９日（土）
ダイオキシンの恐怖！松葉でダイオキシン値調査！

●だれでもできる　ラグ・フッキング　～　リサイクル手芸講座　～
無事定員達成申込終了！
３０名の参加者で講座スタート！
　日：2000年12月９日(日)、12月15日(土)、2001年２月10日(日)、３月10日(日)

●ひと・もの・こと・循環　駿河でんでん市場　

２００２年３月３０日（土）
午前１０時～午後２時
静岡県環境衛生科学研究所

・次回実行委員会　　　　
２月６日（水）午後７時～NPOセンター（静岡市呉服町）
３月２日（土）午後７時～NPOセンター（静岡市呉服町）
（実行委員になりたい方、興味のある方誰でも参加できます

「駿河でんでん市場ニュース」No．３まで送信中
※この通信は1月２７日現在５５人に送信中（No.2より＋２人）
♪～広げよう！でんでん市場の輪～♪

送信申込みは（壷）まで

♪～♪「でんでん市場」のホームページもうすぐ開店♪～♪　
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/5757/denden/
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「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク（略称ゴミゼロネット）
参加費１００円で誰でも参加できます
〈第５２回定例会〉毎月第２土曜日
日時２００２年２月９日(土)午前１０時～12時
　所　静岡県環境衛生科学研究所会議室
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内容
①駿河でんでん市場
②生ごみ＆枯葉で腐葉土
③連続学習会　ダイオキシンその他
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ゴミゼロネットの定例会が当面アイセル２１から
静岡県環境衛生科学研究所　会議室に変わります
地図は以下参照
http://plaza25.mbn.or.jp/~gomizeronet/kenkyujochidu.htm

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●●ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク●●
　☆連絡先☆
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│壷阪道也　　　　　　　　　　　　　　　　　
│〒421-0111静岡市丸子新田277-4
│TEL・FAX 054-257-3177　　　　　　　　　
│Email mirai2@bj.mbn.or.jp future2@nyc.odn.ne.jp

│HP　http://plaza25.mbn.or.jp/~gomizeronet/　　　　　　　
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