020601５号ゴミゼロ通信「ウソ-！1年でごみが半分になった！？東京都日野市！」

☆ゴミゼロ通信2002年６月１５日号（今号５１０通発信）
情報満載！ゴミゼロネットのホームページ　
http://plaza25.mbn.or.jp/~gomizeronet/
┏━↓ 今日の話題のダイジェスト↓━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
●1年でゴミが半分に減った！東京都日野市
●「２００２・NEW環境展」を観る　ｂｙ津川敬
●静岡県に焼却灰エコセメント検討委員会設置　続報

●廃棄物会計・容器包装リサイクル法は間違っている

●「エコ生活情報通信」第２号　生ごみ処理第２弾
●独り言
●「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク（略称ゴミゼロネット）
〈第５７回定例会〉７月１３日(土)午前９時半～12時
　所　アイセル２１　４階４１集会室

　　　　　☆　☆　生ゴミ処理法新作発表会　☆　☆
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┏━↓●1年でゴミが半分に減った！東京都日野市 ●↓━━━━━━━━━┓

5月に秋田県で行われた環境自治体会議に参加したＫさんに電話で話している時「…東京都日野市がゴミ有料化と戸別収集でゴミ半減した話しは有名だけど…」と信じられない言葉が耳に飛び込んだ。「…エッ！知らなかったんですか？」と言われ、Ｋさんからの会議での資料とインターネットで日野市（http://www.hinocatv.ne.jp/~hinocity/）にアクセスし、直接日野市リサイクル推進係（042-581-0444）に電話したりしてようやく全貌をつかんだ。　　

　日野市のごみ改革は２年半前の００年１０月から行われていた。ついでにアクセスした読売新聞の記事によれば、静岡市では通常、４５Ｌの大袋でゴミが出されるのに日野市ではほとんどの家庭が１０～２０Ｌの小袋での排出だったというレポートには驚かされた。またその背景には処分場への急激な負担増がある（同レポート）

　ごみ有料化が実施されている自治体は全国でもかなり多い。しかし、通常導入によってせいぜい２割減程度、それも翌年度からリバウンド現象で再び増え続けるのが通常である。日野市のＨＰによれば、「可燃ごみ47％　不燃ごみ63％の減少、資源物約２・８倍の増加」だそうだ。私の直感としての疑問は「ステーション回収（静岡市の場合１０～１５世帯に１ヶ所）でもごみ収集がたいへんなのに、戸別回収なのできるものだろうか？」であった。すぐに日野市に電話を入れてみた。しかし「収集車での労働時間は全然変わりない」とのこと。ますます驚きである。更にに庭から出た剪定（せんてい）枝などを公園などの拠点で収集・チップ化し、公園などに敷き、自然に帰えしているという。
　日野市はゴミ半減にもちろん満足せず、まだまだ多い生ゴミのこと、プラスチックごみのことがキチンと抑えられ、更に1日1人１００ｇ減らそうと訴えていた。もちろん、これですべてごみ問題が解決するわけではないが、都心近郊の都市でこんなすごいことが行われていたとは、更に追っかけ注目して行きたい。（壷）
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以下日野市関係の資料

●日野市と静岡市ごみ量比較（1人1日アタリ単位グラム）
●日野市のごみ量の動き（事業系ごみ含む　１人1日あたりグラム）
●東京都日野市のごみ収集方法
●日野市有料指定袋料金
●＜環境自治体会議分科会資料より＞
ごみ改革：「市民負担」のその先へ～東京都日野市の事例
(有)循環資源・環境ビジョン研究所鈴木直人

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●日野市と静岡市ごみ量比較（1人1日アタリ単位グラム）
　　
              　　　　改革後   改革前   静岡市
市収集可燃ごみ   　　368      699        713
不燃・粗大ごみ    　　 125      254   　    99
ペット・トレー               10         2    　    2
古紙          　　　　     146       46     　 139
古布            　　　　    14         4           0
缶・ビン        　　　    　33        21         56
資源ごみ計　           203        73        197

注：改革後 H12.10～H13.9改革前H11.10～H12.9
　　静岡市H12年度
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●日野市のごみ量の動き（事業系ごみ含む　１人1日あたりグラム）
平成１０年度（１９９８年）→平成１２年度（2000年）
総ごみ量 1061.7 → 814.1
可燃         782.6 → 486.3
不燃        200.7 →   86.6
資源          53.0 → 202.5
粗大          24.6 → 37.3
有害            0.8 →   1.2
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＜東京都日野市のごみ収集方法＞
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１．収集日２．収集方法３．出し方４．費用
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●可燃ごみ（燃やすごみ）
１．週２回
２．戸別収集（注）
３．市指定の収集袋に入れて出してください
４．有料指定袋を購入していただきます
●不燃ごみ（燃やさないごみ）
１．週１回
２．戸別収集（注）

３．市指定の収集袋に入れて出してください
４．有料指定袋を購入していただきます
●粗大ごみ
１．随　時
２．電話による戸別収集　電話：581-4331
３．電話申し込みの後、約束の日時に約束の場所に出してください
４．有料品目別に料金を設定しています
●有害ごみ（蛍光灯・乾電池・体温計）
１．週１回
２．戸別収集（注）不燃ごみ収集日に収集
３．蛍光灯は割れないように、乾電池・体温計は不要になった袋に入れて出してください
４．無料
●資源物
１．２週１回
２．戸別収集（注）品目によって曜日が決まっています
４．無料
☆びん
３．袋に入れず、バケツ等の容器に入れて出してください
☆かん
３．新聞・雑誌段ボール牛乳パック   ひもで十文字にしばって出してください
☆古布
３．袋に入れて出してください
☆ペットボトル
３．バケツなどの容器に入れて出してください
☆トレー類
３．ビニールの袋に入れて出してください
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注）収集日当日の朝８時までに、道路に面した自宅敷地内に出してください。
なお、戸別収集が地形的に困難な地域や場所、および集合住宅については排出場所を決めて出していただく拠点収集となります。
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＜日野市有料指定袋料金＞
一般家庭用
（可燃不燃とも）
ミニ袋（５Ｌ相当）・・ 100円（10枚１組）
小袋（１０Ｌ相当）・・ 200円（10枚１組）
中袋（２０Ｌ相当）・・ 400円（10枚１組）
大袋（４０Ｌ相当）・・ 800円（10枚１組）
事業系
（可燃不燃とも）
小袋（１５Ｌ相当）　・・ 1000円（10枚１組）
特大袋（４５Ｌ相当）・・ 3000円（10枚１組）
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「高額」袋導入の日野市　家庭ごみ半減
◆戸別収集と袋代払う度に減らそうという気持ちで
…１時間ほどで約１００軒回ったが、中袋（２０リットル）か小袋（１０リットル）が一袋ずつという家がほとんどだった。半透明のごみ袋を通し、しっかり分別されている様子もうかがえた。…同市が有料化に踏み切ったのは、家庭からのごみが増え続け、東京・多摩地区の広域処分組合で運営する最終処分場への搬出量が、規定の枠を超える見通しが強まったからだ。２００２年度までに一定の搬出量に抑えられないと、約１億円の追徴金を支払わなければならないところまで追い込まれた。…
（読売大手小町ＨＰより）
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/ne1a0201.htm

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＜環境自治体会議分科会資料より＞
ごみ改革：「市民負担」のその先へ～東京都日野市の事例
(有)循環資源・環境ビジョン研究所鈴木直人

1.はじめに

日野市は東京都のほば中央に位置する大都市近郊型べッドタウンであり、河川・丘陵地と変化に富んだ土地にはまだ緑も多く残されている。
緑と水に対する市民の関心が高く、'95年の環境基本条例は市民の直接請求で制定され、環境基本計画(98年度)も100名以上の市民参画のもとで策定された。現在もこの流れは続いており、市の総合計画などの計画策定や、防災や財政健全化、DV対策などの個別プロジェクトヘの参画が盛んに行われている。

２.2000年10月、ごみ改革がスタート

平成12年10月1日、市はそれまでのダストボックス方式だったごみ収集を戸別有料指定袋収集とする「ごみ改革」を実施した。
実施にあたっての準備期間は約2年であり、その間、市は庁内職員総動員体制で、延べ600回(3万人)の説明会を実施し、切り替えは円滑に行われている。
ごみ改革で得られた効果は次のように整理される。

■ごみの減量・資源化率の向上

ごみ改革前後1年間の比較では、市の可燃ごみ・不燃ごみ量は約1/2になり、資源物や事業所ごみを加えたごみ総量も、約3/4となった。

■市民意識の変化

ごみの減量効果を支えているのは、市民意識の変化である。日野市の場合、単に収集袋を有料化するだけではなく、各戸収集、資源物排出の変更などもセット
で実施しており、これらが複合的に市民の意識と行動に影響していることが、平成13年度に実施した市民アンケート調査からも伺える。

■清掃行政の変化

市民に直接の負担をお願いする有料収集の導入は、市当局の側においても、コスト意識を持ってきめ細やかな行政サービスを展開していこうという意識の高揚につながっている。
また、実際にごみが減ったことにより、中間処理施設の維持管理費や最終処分費(広域処分)が削減された分、市民への啓発活動や剪定枝のリサイクルなど、さまざまな取り組みに予算を回せる余裕が生ずるという効果も生まれている。

■排出者、製造者の責任構造が露わに

ごみの分別が非常に進んだ結果、量的には2つのごみの存在が際だつ結果となっている。
ひとつは生ごみであり、可燃ごみ中の半分以上を占める。これを大規模にリサイクルするよりも、排出者である市民の取り組みで減量することが望ましいのは当然である。相当量含まれている「食品ロス」(食べ残し系の生ごみ)の削減は、すぐにでも取りかかれる課題である。
もうひとつは、不燃ごみ中の容積では大部分を占めるプラスチック容器包装である。ごみ改革で減量意識が相当進んだにもかかわらず、それでも出てしまうごみをどうすべきなのか、日常生活の中でも、市民に相当意識されるようになったのではないだろうか。

３.ごみ改革の「次」に向けて

市民のごみに対する意識を持続させ、さらなる施策展開を図るため、市では昨年6月に公募市民からなる「ごみ市民会議」を立ち上げ、「ごみゼロプラン」(一般廃棄物処理基本計画)策定に着手した。市民意識からごみ処理施設整備まで、非常に広範囲の議論がなされた中で、やはり課題となったのは「市として製造者責任をいかに追及していくか」である。
単に法制度の整備を国等に求めていくだけではなく、自らの実践の中から地域を変え、社会を変えていこうというアプローチから、市内販売店や商工会、大手企業との会合を重ね、容器包装の削減やリターナブル容器の普及に向けたプログラムを盛り込んでいる。

４.おわりに

ごみ改革後1年半が経過し、市は初めて年度を通した事業の効果分析や費用分析等を行えるようになった。有料指定袋や税金を通じて市民が実際どの程度の負担をしており、これらが、生産者が現在負っている負担と比較して妥当かどうかなど、分科会当日までに得られたデータを元に論じていきた

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┏━━↓●「２００２・NEW環境展」を観る　ｂｙ津川敬●↓ ━━━━━━━━━┓
津川敬さんからのお便りです
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　津川です。5月２８日から４日間、東京有明のビッグサイトで標記の催しがありました。これはもともと「廃棄物処理展」といって９０年代初めにごみ運搬車やコンテナ、クラッシャーなどを並べただけのつましい見本市だったといいます。ところが２１世紀を迎えたいま、出展企業５２８社、展示小間数１７６７という巨大イベントに成長しています。主催は「循環経済新聞（旧廃棄物新聞）」などを出している㈱日報です。
　同じような催しに毎年１０月開催の「ウエステック展」があって、こちらは環境新聞社の主催です。これには三菱重工業や石川島播磨重工業、新日鐵など重厚長大企業からの参加が多いのに対し、「NEW環境展」は中小企業やベンチャーが主な出展者になっている点に特色があります。いわば産業界における現実の階層構造をみるような住み分けが行なわれていて興味深いものがあります。埼玉の山奥から出てきた炭焼き職人が有機性ごみの炭化システムを開発したり、中小鉄工会社の親父が新アイデアでここ一発の勝負を賭けるような悲壮感すら漂っているのです。
　しかし会場全体の流れは、①ひたすら破り、壊し、砕く、破砕系から、②小型焼却炉、溶融炉、熱分解、炭化装置、③発泡スチロール再生、水処理、生ごみ処理機に至るまで、間口はあくまで広く、全部のブースを丹念に歩いたら４日かけても終わりません。そこで興味を持ったいくつかの展示物をアトランダムにあげておきます。

1.水砕スラグ再生装置(日本道路＆カネト製作所）

　「溶融炉から出てきたままのスラグは大きさ、硬さもマチマチで、針金など金属類の混入もありますから、そのままでは路盤材などに使えません」と係員はいいます。そこでこの装置で粒度を調整・均一化し(最終的には砂状にし）、アスファルトコンクリートに混入するのだというのです。装置は1台800万円（1時間1トン処理）で、電気代や前処理にトンあたり1000円ほどのコストがかかります。ごみ溶融だけでも相当のコストがかかる上、こうした粒度調整（磨砕）が必要とは開いた口がふさがりません。しかも「日本の溶出試験が甘いなんて話ははじめて聞きます」と担当者はいっていました。すでに東京都からの発注があったということで、これも山積みを余儀なくされている現状に目をつけた隙間産業のひとつといえましょう。

Ⅱ.掘り起こしごみの資源化(近畿工業）

　新日鐵の有力なセールスコピーに「処分場からの掘り起こしごみの溶融」があって、すでに三重県亀山市がその試みをはじめました。同社はそことタイアップして前処理を担当したのです。数10年間も埋まっていた焼却灰、飛灰、土砂、金属類、ゴム、ガレキ類などを「叩き、廻し、フルイにかけて溶融炉まで運ぶ」のですが、実際に掘り起こしてみないとその実態はわかりません。「特に灰と土砂をより分ける技術はどこにも負けません」と担当者は胸をはっていましたが、現場作業員のダイオキシン被曝の危険については、「ごみをやる以上、どこだってその問題はついて回るでしょう」と不機嫌そう答えが返ってきました。

Ⅲ.土壌、焼却残渣中のダイオキシン類電気分解装置（ＰＢＭ、日本エスプラント）

　飛灰、焼却灰、土壌中のダイオキシン類を溶媒で抽出濃縮し、これを電気分解するというもので、溶媒はノルマルヘキサンを使います。これは急性毒性物質のひとつで、揮発性が大きいのですが、使用には万全を期すといいます。ダイオキシンは溶媒に溶けやすいし、電気化学的に酸化や還元を受けやすく、分解は容易。ダイオキシンだけでなく、ＰＣＢ、ＤＤＴ、アルドリンなども電解可能で、これを電解焼却と呼ぶそうです。温度は８０℃で経済面でも画期的な技術だといいます。担当者がいうには「ダイオキシン類の発生源が焼却炉であることから焼却技術の改良だけに目を奪われていますが、現在までに汚染されてしまった大気、土壌、河川、などの浄化対策を講じる必要があります。行政にも早く目を覚ましてもらいたい」と、担当者は熱っぽく語りました。この装置は盛岡大学・短期大学部の小嶋文博助教授の開発になるもので、この7月から丸紅建設機械販売㈱と提携し、商用化する手筈になっています。この手の技術はすでに鹿児島県川辺(かわなべ)町で触媒を使ったダイオキシン類分解実験が行なわれていますが、果たしてどんな成り行きを見せるでしょうか。コストは有機溶剤がキログラムあたり1000円で、乾燥も炉の廃熱を使うから安上がりとのことです。

Ⅳ.ごみプレスコンテナ(瑞穂）

　「どんなごみでもこのコンテナに投入して圧縮しますから運搬費が安く済むわけです。デイーゼルエンジン内臓方式がうちの特許ですからいろいろ引き合いがあります」と担当者は誇らしげにいいますが、納入先のひとつが信州大学の医学部だそうで、よく聞いたら「点滴のパックは廃プラスチックで、普通のコンテナでは見た目が悪い。これなら、と喜んでくれた。当然血のついたものも外へ出しておくのはまずいんでコンテナへ入れている」と、答えました。
　まだまだあるのですが、このぐらいにしておきます。最後のブースでニシウラと
いう服飾メーカーが清掃工場解体に使う防護服（ポリエステル）を展示していました。
１着4000円程度から8000円クラスまで、とりどりで、「1回使ったら廃棄するよう指導されています」と担当者がいいますから、「それを引き取る産廃業者はいるのですか」と聞いたら、「いませんよ。焼却炉で燃やすしかありませんね」と答えました。
　この展示会は環境ビジネスの呼び声とともに来年も盛況を極めることでしょう。しかしすべての出展企業に共通するのは「ごみが減ったら成り立たない」ビジネスばかりだ、ということです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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┏━↓●静岡県に焼却灰エコセメント検討委員会設置　続報 ●↓ ━━━━━┓
☆ゴミゼロ通信０２年6月1日号でお知らせした静岡県のエコセメント担当者から、私の記述に不正確な部分があるということの連絡を受けましたので、以下私の作成した報告文と列挙して掲載します。
エコセメントはもし、うまく動いていけるものなら、すばらしい成果をあげることが期待できる反面、膨大な施設投資（税金による）がある分だけ、失敗すれば大問題です。担当者の人も「今は検討している段階だから…」と強調されておりました。

☆ただ、少し残念なのは、静岡県下で３３市町村が県外に焼却灰を搬出しているということで、「具体的にどこの市町村ですか？」と担当者にお尋ねしたら、「隠すようなことではないけれども、担当の自治体のお断りをしてから、教えます」との事でした。
ところが、上記訂正のお話しと共に、何故か「今は公表できない」という残念な回答がありました。
当該市町村の担当者が「いろいろ努力中なので、もう少し待って欲しい」という返事をもらったからだそうです。

☆前記日野市の場合も最終処分場のひっ迫がキッカケでゴミ半減の成果をあげているし、名古屋市も同じである。焼却灰の県外搬出の事実は隠すことではなく、公表して住民といっしょに考えることからしか、問題の解決は始まらないはずなのになんたることか！？とびっくりです。もちろん、単なる何かの行き違い・勘違いであることを期待しますが。

☆日野市の資料を調べていく内に東京都の多摩地区でも事業協同組合でエコセメントの計画があることがわかりました。もう少し、追っかけていきたいと思います。
（壷）
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１．背景（私作成）
・平成１１年度22市町村、平成１２年度３３市町村が静岡県下で一般廃棄物の焼却灰を県外へ搬出しており、地域内処理ができていない。
最終処分場が平均余命が７～8年ではあるが、あと１～２年のところも多数ある。
産廃１０００万ｔの内県外へ年間５０万ｔも持ち出されている。（持ち込みは１０万ｔ）

・自家処理までいかなくても、せめて県内処理を考えるべき。

・エコセメント製造のためには毎日２～３００ｔの焼却灰が必要（ある程度のコストの運営のためには）。
一市町村や一広域組合では取り組むことができない課題なので、県が音頭をとって検討に入った。
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１　背景（県担当者訂正）
平成１１年度は２２市町村、平成１２年度は３２の市町村が主に焼却灰を県外へ搬出しており、地域内処理が困難になってきている。
最終処分場の残余量は約９年となっているが、この数字は平均した数字であり、残余量の少ない市町村も多数ある。
産廃については年間５０万ｔ近くが県外へ搬出している。
なお、県外から県内へ持ち込まれる量は年間約１０万ｔとなっている。
今後、本県も廃棄物処理施設の確保が困難となることが予想される中で、県内処理を考えるべきである。
エコセメントを製造するためには２００～３００ｔ／日程度の焼却灰を確保する必要がある。（コストメリットのため）
一市町村や一部事務組合では取組むことができない課題なので、県が音頭を取って検討に入った。
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２．経過（私作成）
昨年１１月から、関係市町村単独、又は７つの地域の代表者への説明会、共同見学会（千葉市原セメントへ）を行ってきた。
今年度になって
静岡県焼却灰エコセメント化検討委員会設置要項が決定された。
検討委員会は委員会に幹事会をおき
幹事だけは決まっており、委員はまだ未定のようである。
幹事は県、市町村、企業、大学から２３名が選出されている。
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２　経過（県担当者訂正）
昨年の１０月頃から県内市町村や企業に対して説明会や勉強会を開催した。
また、現在稼動している市原エコセメント（株）（千葉県市原市）についても施設調査を実施した。
今年度になって、静岡県焼却灰エコセメント化検討委員会設置要綱を制定した。
検討委員会は委員会に幹事会を置き、幹事のメンバーは決まっているが、委員会の委員はまだ未定である。
幹事については県、市町村、企業、大学から２３名が選出されている。
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３．今後の方向性（私作成）
参加市町村が集まらないとできないので、どこまで協力してもらえるかをさぐらない
といけない。
企業体の形式（第三セクター、廃棄物処理センター、公社化等々）は未定
いずれにせよ
一般廃棄物、産業廃棄物の双方を受け入れる施設の建設を目ざす。
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３　今後の方向（県担当者訂正）
県内市町村・企業が参画していただけるよう幹事会で検討する。
一般廃棄物、産業廃棄物の両方を受け入れる施設の建設を目指す。
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４．問題点は？（私作成）
（私はよくわからないので）
安全性、コスト、エコセメントの需要見込みの3点について聞いてみました。
●安全性
重金属は溶出・分別され、山元還元してくれる企業に販売することができる。
まったく、普通のセメントと変わることがない
●コスト
建設コストについてはふれずじまいでしたが、そのコストは出資　市町村、県、産廃
業者が負担する
焼却灰受け入れコストは現状（市原セメント）はトン３～4万ｔと馬鹿高い。
市町村の現状の反応はやはり、高すぎるとのこと
●エコセメントの需要見込み
年間七千万ｔのセメント業界
１ｔの焼却灰から１．６ｔのエコセメントができる
仮に50万ｔのエコセメント（廃棄物２～３００万ｔ分）が増えても、売り先がないことはない。
溶融スラグの使い道よりはずっと需要はある
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４　問題点は（県担当者訂正）
＜安全性＞
重金属を分別し、山元還元してくれる企業に販売することができ、エコセメントは普通のセメントと変わることがない。
＜コスト＞
建設コストについては幹事会で検討する。
市原エコセメント（株）の焼却灰受入コストはトン３～４万円と聞いている。
市町村からは出来るだけ廉価になるよう要望がある。
＜エコセメントの需要見込み＞
年間需要量が約７千万トンが見込まれるセメント業界の中で、仮に５０万トンのエコセメント（焼却灰の量として約３００万トン）が増えても問題はない。
なお、１トンの焼却灰から約１．６トンのエコセメントが製造される。
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┏━━━ ↓● 廃棄物会計・容器包装リサイクル法は間違っている ●↓━━━┓

静岡にも来て頂いた生活クラブの中村秀次さんから久々のゴミゼロ通信を出したら、以下のメールをいただきました。

「さすが、中村さん！」というかどんどん先を行ってご努力をされているようです。

環境自治体会議でも報告をされているようですし、具体的な完成された廃棄物会計のワークシートを見てみたいと思いますが、お誘いのあった7月２日（火）１０：００～１：００は平日の昼間東京まで私は行けるわけも無し。

でも、とっても注目しています。

是非、

容器包装リサイクル法の改正を求めるごみ研究会
http://www.citizens-i.org/reuse/index.html

のHPを皆さんのぞいてみて下さい。

中村さ～ん！報告待ってます！（壷）
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ごぶさたしています。生活クラブの中村秀次です。

さて、こちらでは、容器包装リサイクル法は間違っているという共通の思いの市民団体があつまって、下記の研究会をつくって、改正の提案をまとめてきました。その提案とともに、自治体の廃棄物会計をつくろうと、呼びかけています。廃棄物会計は、自治体の資源化率、リサイクルコスト、事業者の負担割合について、自治体の実態調査をすることで、容器包装リサイクル法の間違いを実感していただき、市民がごみ処理コストの負担のあり方を考える基礎、自治体のごみゼロ計画を市民が考える基礎にしようと、よびかけていいます。是非、静岡も参加してください。また、貴会の会員の方にも、お知らせいただければ幸いです。詳細は、下記のＨＰをごらんください。

また、7月2日10：00から1：00には、日野市の廃棄物会計の報告を開催します。日野市では、ごみゼロ計画を市民と一緒につくりました。またそのコンサルを担当した鈴木さんが、私たちの呼びかけている廃棄物会計を試算しました。その報告会です。東京の新宿と遠いのですが、よろしかったら、足を運んでください。

容器包装リサイクル法の改正を求めるごみ研究会
http://www.citizens-i.org/reuse/index.html

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┏━↓●「エコ生活情報通信」第２号　生ごみ処理第２弾●↓ ━━━━━━━┓

埼玉の園田さんからの通信です。私も生ゴミ処理はコンポストから始めました。１０年前に市の助成金で２つ買って、

今でも、草木類に使っています。これからもいろんな情報を送ってもらえれば、と思います。（壷）

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「エコ生活情報通信」第２号　０２．６．１１
シンプルライフめざしてのおトクな情報を、ときには失敗談も交え、お送りしていきたいと思います。
双方向的であることを願っています。ぜひ、体験談、情報などをおよせくだい。転送大歓迎！

この通信を受信したくない場合は遠慮なくお申し出ください。また、添付ファイルご希望の場合、転送先で、以後直接送信ご希望の場合もご連絡ください。送信します。

送信元：園田真見子　　　

３５３－０００７埼玉県志木市柏町１－９－５６
Eｍａｉｌ msonoda@jmail.plala.or.jp
所属：埼玉エコ・リサイクル連絡会事務局　　利彩館運営市民委員会委員

第1号の2月7日からずいぶん経ってしまいましたが、今回も電気を使わないなまごみ
処理についてお知らせします。

[ 集合住宅でもでき、電気を使わない生ごみ処理第２弾]

酸素が大好き、汗っかき、それでいて内気なバクちゃん（微生物）の性格がのみこめれば、ペットみたいに「気になる存在」となることウケアイ！

なんのエネルギーもつかってないのに、発酵熱で温度があがる不思議！感動！

さあ、不思議な微生物ワールドへのおさそいです。

好気性微生物による生ごみ処理すべての原理とコツ1グラムの土に1億もいるといわれる微生物には好気性と嫌気性の2種類があります。大部分の微生物は好気性です。生ごみを好気性発酵するためには、水分を６０％前後に調整するのがポイントです。お茶ガラをぎゅっとしぼって、水がたれないくらいの水分です。これ以上多いと酸素不足になって、嫌気性の腐敗となり、どぶのような悪臭がします。生ごみに悪臭はつきものではありません。うまく好気性発酵すれば、目のつんだ布1，２枚で、じゅうぶん匂いが防げます。水分が少なすぎると、今度は発酵が止まってしまいます。また、酸素が好きだからといって、あまりにもさらしすぎると、これも温度が下がって、発酵しません。特に冷たい空気が苦手です。

微生物のリレー・・・生ごみを処理するとき、１次の発酵期と、２次の熟成期に分けてとらえることが必要です。
１次発酵期・・・生ごみと微生物を供給してくれる補助材（腐葉土を乾燥させたもの、米ぬか、落ち葉など）を混ぜて、水分６０％前後になると、数日（３日から７日）して温度があがってきます。このときは、まだとっても内気で、少しこもりがちな感じがいいのです。温度が３０度前後になってくると、発酵熱による水蒸気が出てきます。糸状菌が活躍し、続いて放線菌が活躍します。このとき、水蒸気をうまく空中に逃がすことができないと、また水分が生ごみにもどり、カサが減った分、余計水分の％があがり、嫌気性の腐敗になり悪臭がします。かきまぜて、水分を逃がすことも必要ですが、容器のふたをきっちりしないで浮かしたり、ずらしたり、条件によっては布をかけただけにします。２次熟成期・・・上記の状態でうまく発酵させながら、生ごみを投入し続けることもできますが、プランターや庭の土に堆肥として使いたいときはそのまま埋めるとまだ未熟で害が出ます。別の容器に移します。温度が下がって、今度は放線菌に変わって、いろいろな細菌がゆっくり堆肥化していきます。早く使いたいときは植物の根から離して埋めます。落ち葉が入っているときは、できれば半年は寝かせた方がいいでしょう。
＊最初活躍した糸状菌、放線菌はいなくなるわけではなく、休眠状態になるだけなので、条件がそろえば、また活躍します。
＊虫や匂いを少しでも減らすポイントは、腐敗臭が強いもの（魚のアラなど）ほど手早くそして細かく切って、微生物にまぶされた状態にすることです。他のものも干す場合を除いては、まぶされた状態が早いにこしたことはありません。

[ベランダ・台所でできるはらっぱくらぶ式生ごみ処理]

江東区のはらっぱくらぶの方法についてはまずはホームページをみてください。　
http://homepage2.nifty.com/mdtk/kiki/

[狭い庭・車庫、物置でできるコンポスターの使い方]

３メートル四方の庭があればできます。発酵用と熟成用２基あった方がいいですが１基で、他の方法と組み合わせることもできます。底を工夫すれば、車庫や物置でもできます。雨がかからないところでできるとラクです。

① コンポスターは５センチ以上土に埋めます。水はけをよくするためです。

② 水分過剰になったとき、水分は下へと降りていきます。底にこわれたザルなどをいくつか入れたり、十分乾燥したおちばを２０センチくらいしきつめたり、炭をしいたり、対策をほどこしておきます。

③コンポスターは水分過剰になりやすいので、生ごみはできるだけ濡らさず、濡れたら水を十分切り、葉っぱや野菜の皮は干すなどしてから入れた方がいいです。かさばってる方が空気の通りがいいので、切らずに放り込みます。かき混ぜる時のやりやすさのために、枝豆の茎などは切った方がいいでしょう。干す場合はこまかく切った方が早く乾きます。

④ 一部分を干してから入れても水分過剰になるので、ようすをみながら、おちばや枯れ草プレナくず（木材の削りクズ）を入れます。おちばや枯れ草プレナくずは匂いを消してもくれます。

⑤ コンポスターにふたをする前に目のつんだ布をかけます。古いシーツなど。ようす次第で２，３枚重ねても。

⑥ ふたは片側だけ。布がかんでいるので、しっかりかけられます。強い風でもとびません。もう片側には小石や木の枝などをはさみ、１．５センチ以上あいているようにします。

⑦ 発酵補助材としてはおちばもつかえますが、腐葉土や、自家製堆肥（できかけでも可）、庭の土、秋から冬は米ぬかがおすすめです。米ぬかは夏は虫が出やすいので、避けます。腐葉土、堆肥は水分調整のため、できれば３，４日、日に干してから使います。

⑧ 最初の発酵熱が出てくるまではこもりがちにしておき、熱が出ているときは、晴れた日はふたをはずしておいたり、かきまぜたり、水蒸気を逃がすようにします。

⑨ 半年したら熟成させ、もうひとつのコンポスターを使います。一方の堆肥ができあがっていたら庭に使います。使い切れないものはポリ袋、ポリバケツなどに入れ、雨がかからず、直射日光があたらないところに酸素が供給される感じで保管します。

⑩匂い対策・・・ちょっと気になるときは、おちばか新聞紙を最上部にかぶせるようにします。毛布カバーなどの古ガーゼ布をフィルター状にして、くだいた炭、笹の枯葉、ひのきやひばのチップなどをはさみ込み、かぶせたり、はずしたりできるよう工夫するのもいいです。虫除けも兼ねて木酢液やハーブの利用も考えられます。

[埼玉県のコンポスター普及状況]
９８，１１埼玉エコ・リサイクル連絡会調査

東部地区・・・岩槻市３１６８基　　春日部市５５６０基　　加須市　８３　栗橋町　４１６　白岡町　８０　　杉戸町　９５２蓮田市１５５２　鷲の宮町　２１４

中央地区・・・伊奈町　８４７　浦和市１２００　大宮市６４９５　桶川市　８８川口市３２０６　北本市　５３０　戸田市１４０６　与野市　９

西部地区・・・朝霞市１４８１　入間市２７５２　小川町２４７０　越生町１２６３　上福岡市５７０　川越市１０４４０　坂戸市２４８０狭山市５４００志木市　９２７　鶴ヶ島市１３３１　都幾川村　２９６　所沢市９４２４　滑川町１１０８　新座市１０２７鳩山町　７２１　飯能市　１６１　東秩父村　２５９　日高市２５８８　三芳町　１７４　毛呂山町１４９０　嵐山町　９４４

北部地区・・・大里村１２１９　神泉村　１５０　　上里町　２００　熊谷市６３１７江南町１７８９　花園町１９４７　羽生市１９４９　深谷市３４３２本庄市２７３８　南河原村　７００

秩父地区・・・小鹿野町２０９９　長瀞町１０７１　皆野町　９００　　横瀬町１０００

＊ここにない市町村は回答無しでした。
＊下線は単純に数が多いところ

[志木地区衛生組合リサイクルプラザ利彩館が４．１オープンしました]

富士見市、新座市、志木市で構成する志木地区衛生組合の富士見環境センターの敷
地内に「利彩館」ができました。容器包装リサイクル法にもとづいた資源プラスチッ
クの中間処理施設に市民開放スペースが併設されています。月曜日（祭日の場合は火
曜日）以外の日10時から午後5時まで、資源プラスチック処理、再生家具の抽選販
売、環境・ごみの展示などをみることができます。
くわしくはお問い合わせくだされば、地図などお送りします。

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園田真見子
〒353-0007埼玉県志木市柏町１－９－５６

埼玉エコ・リサイクル連絡会事務局
埼玉エコ・リサイクル連絡会のホームページをぜひごらんく
ださい。
http://satte.yc1.co.jp/eco/

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┏━↓●独り言　● ↓ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
静岡で今始めている「古着を扱うお店静岡マップ」。

すでに１８軒調査完了！でもあと２０軒くらいはある。ダメだ！ダメだ！と言いながらも、静岡市に深く根付いている古着文化の再生をかけて、いろんな人の協力で進行中。

続けて今月2通目のゴミゼロ通信。もっと行くぞ！(^o^)丿

でも、ごみ問題は広すぎて、とても手が回らない！どうしよう！(~_~;)

（壷）
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┏━↓●集会情報●↓━━━━━━━━━━━━━━━━・━━━━━━━┓
〈第５７回定例会〉７月１３日(土)午前９時半～12時
　所　アイセル２１　４階４１集会室
新生ゴミ処理法発表会　Ｂｙ　鈴木武男
＆生ゴミ処理サミット　もっといろいろやってみよう！
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古着を扱うお店を紹介する「静岡マップ」作成中！
協力者・調査員・お店情報・募集中！！
※「壷」まで
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♪～広げよう！でんでん市場の輪～♪
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http://www.geocities.co.jp/NatureLand/5757/denden/
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