10月9日NHK「クローズアップ現代」で三重RDF事故特集
出雲ガス化溶融炉引渡し又延期10月20日に(それも怪しい?)


皆様お元気ですか?
津川さんからメールが届きました。明日NHKで三重RDF事故に関する特集番組が放送されるようです。
必見ですね。
出雲ガス化溶融炉は又引渡し延期。
よくチェックしてみると10月20日も怪しい雰囲気。
出雲地域の皆様はご心配のことでしょう。
三重のRDF大惨事に続いて8月30日に福山のRDF発電所でも火災事故が起きています。
その関連ニュースのURLも掲載しておきました。ご興味のある方はアクセスしてみてください。

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<10月7日22:59発>

 津川です。いまなお余燼くすぶる三重のRDF発電所事故をNHKが「クローズアップ現代」で取り上げました。題名は「爆発した夢の燃料」で、この9日(木)放映となります。
 なおここ何回も発信させていただいた島根県出雲のガス化溶融炉ですが、昨年12月、本年2月、5月、8月と延び延びになっていた正式引渡しが、9月末となり、実現するかと思っていたら、さすがの広域組合も慎重を期し、10月20日と決まりました。それでも細かいトラブルが起きています。そのひとつが搬入されるごみの中にゴルフクラブやスキー板、大きな針金などが多数混入し、破砕機を壊しています。
 つまり分別体制がものの見事に崩れ、住民が勝手放題の状況になってしまったのです。ノバスコシアのスチュワードシップを体験してきた我々としては信じられない光景といわねばなりません。そのため、現場では二次破砕機の取り付けを余儀なくされ、乾燥機改良工事なども加わって、センターが消費する電力は当初見込みより1.7倍に膨らんだといいます。すべてが税金です。いつまでこんなことをやっているのでしょうか。


tsuga@mtj.biglobe.ne.jp
津川敬
047−446−0212
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http://www.sanin-chuo.co.jp/news/2003/09/30/05.html
 山陰中央新報9月30日
出雲エネセン引き渡しは来月下旬以降に判断
 稼働が不安定な可燃ごみ処理施設「出雲エネルギーセンター」(出雲市芦渡町)の引き渡しについて、出雲市外六市町広域事務組合理事会(代表理事・西尾理弘出雲市長)は二十九日、同市内のホテルで会合を開き、稼働実績がなお不十分なため十月初旬の引き渡しを受けず、同二十日ごろまで稼働状況を見て、あらためて判断する方針を固めた。
 同センターの引き渡しは八月末に三度目の延期が決定。同組合は安定稼働を「一カ月程度」見極めた上で、順調なら十月初旬に引き渡しを受けることにしていた。
 十月の引き渡しを協議する理事会は、二十六日に続き二度目。
 理事会は、九月の同センター稼働状況について▽安定稼働の目安とする一日当たりのごみ処理量百八十トン以上(二系統合計)が、二十日までに十日間しか達成できなかった▽二十一日以降は点検、補修で両系統が相次いで稼働を停止している−ことから、さらに二週間から二十日間の見極め期間が必要と判断した。
 同日の出雲市議会全員協議会で、西尾市長は「十月中の引き渡しの方向で、広域事務組会議会にお諮りしたい」と述べ、十月下旬には引き渡しを受けたい考えを示した。
 十月四日午前八時半から同センター会議室で開かれる同組合議会に理事会の方針を諮り、引き渡し時期を正式に決める。

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http://www.shimanenichinichi.co.jp/db/show.phtml?ki=200309290301
 島根日日新聞9月29日
エネセン引き渡し再延期へ

 一般ごみ焼却施設「出雲エネルギーセンター」の引き渡し時期を決める、出雲広域事務組合理事会(出雲市など七市町の首長で構成)が二十九日出雲市内であった。理事会は「八月末から一カ月間」としていた引き渡し時期の、二十日間程度の再延期を決めた。
 西尾理弘代表理事(出雲市長)は、十月四日開かれる組合議会全員協議会で説明するとしている。
 センターは性能試験などをクリアし八月末で工期を終了しているものの、安定稼働を見極めるとして事務組合は建設請け負いの日立JVからの引き渡しを受けていない。
 九月中にもせん定ごみがごみ投入口に詰まり処理量が落ち込だ時期があった。理事会は非公開で行われたが、なお慎重論が強く、一定期間様子を見るとの判断だったという。

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http://www.sanin-chuo.co.jp/news/2003/09/23/02.html
 山陰中央新報9月23日
出雲エネセン 針金混入でごみ処理が中断
 
 引き渡しが大幅に遅れている出雲エネルギーセンター(出雲市芦渡町)で二十日未明、AB二系統のうち、B系統に針金が混入してごみ投入が中断した。メーカーは二十一日からの予定だった定期補修の日程を繰り上げ、針金の除去作業に当たった。順調なら十月初旬の引き渡しを目指していたが、発注者の出雲市外六市町広域事務組合(代表理事・西尾理弘出雲市長)は、判断が難しくなったとしている。
 同組合やメーカーの日立製作所・バブコック日立共同企業体によると、針金は直径二、三ミリ、長さ一メートル程度。数本が、B系統の配管に詰まり、ごみの炭化くずの流れが止まった。
 配管は、ガス化炉と溶融炉をつなぐ部分。金属類は通常、この間で選別、回収されるが、一部は、選別装置をすり抜けて配管に詰まっていた。
 トラブルの影響で、B系統は二十一日から三十日まで予定されていた溶融炉内の耐火材補修の日程を前倒し。二十日は、午後一時までに一三・三トンのごみしか処理できなかった。
 組合は、両系統合わせて一日百八十−二百トンのごみ処理を目安に、同センターの安定稼働を見極める方針。事務局は「引き渡しは、九月末の理事会で、状況を見て判断する」としている。
 
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<関連ニュース>
http://www.shimanenichinichi.co.jp/db/show.phtml?ki=200309260101
 島根日日新聞9月26日
出雲エネルギーセンター/焼却ごみ量、計画七千t上回る
【増えるごみ、圏域外搬入の可能性は】
【施設増強が消費電力に跳ね返る】
 
http://www.shimanenichinichi.co.jp/db/show.phtml?ki=200309230204
 島根日日新聞9月23日
エネルギーセンター/針金混入、B系耐火材補修前倒し


http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn03090105.html
 中国新聞9月1日
福山RDF発電所火災 1カ月内に安全対策

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn03083102.html
 中国新聞8月31日
高温ガス噴出原因か 福山RDF発電所火災

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