おが屑・米ぬか・ケイフンで生ゴミ処理

<おが屑・米ぬか・ケイフンで生ゴミ処理>

「ＥＭ処理で狭い庭に埋めてもモノによっては土壌化するのが遅い。」と感じていた私はものすごい衝撃を感じました。この方法は生ゴミ処理機に優る「生ゴミ処理」です。早ければ１～２日で土壌化・発酵が始まります。埋めて１日で土の温度が熱くなる時、「土が燃えている！土が生きている！これは何かが違う！」と体感できました。（Ｔ）

＜準備するもの＞

①　発泡スチロール箱
縦７０cm×横５０cm×深さ５０cmくらい
（木箱でもよい。小さい箱、プランター等は不可）
※土の量・生ゴミの量で大きさは考える
※魚屋さんのスチロール箱を２つガムテープで張り合わせ、底を切り抜くと適当な箱になります

＜簡単な箱の作り方（例）＞

②　おが屑
家具製造業や木工屋さんに産業廃棄物としてたくさんあります。切り粉とも呼ばれている。
例　静岡市建穂　小林木工　054-278-9628

③　米ぬか
新鮮なもの。（特に夏は１ヶ月以上経ったモノ不可。ムシがわいてきます）。
土の水分調節と発酵促進に役立ちます。お米屋さんで安く売っています。（生ゴミの水分が多い場合には多めに使いましょう）

④　ケイフン(鶏糞)
乾燥ケイフン（肥料屋に１袋３００円くらい）、ない場合は発酵ケイフン（砂状もの）（園芸店で１袋６００円くらい）。（ケイフンには、発酵促進させるバクテリアが含まれている）。１袋あれば１年以上持ちます。グループでいっしょに買うのがよいでしょう。牛糞を使ってもよい。

⑤　腐葉土
ホームセンター・園芸店等で購入。たい肥もいっしょに使うのもよい。

⑥　木炭
ホームセンター等で購入。安いモノで可。破砕して使うのでくず炭で十分。

＜作り方＞
①＜箱の底に炭を敷く＞用意した箱の底に木炭を親指大くらいに細かく砕いて（木炭は硬いので細かくするのは難しいのでほどほどでもよい）深さ５～１０ｃｍくらい（底が見えない程度）に敷き詰める。その上に鹿沼土を３～４ｃｍ敷き詰めるのもよい。（炭と生ゴミが混ざらないためと水分調節の効果あり）※鹿沼土はホームセンター・園芸店等にあります。

②＜床を作る＞木炭敷き詰めた箱の中にオガクズ４、腐葉土２、鶏ふん１米ぬか１の割合で箱の７分目くらいになるように入れる。
※鶏ふんの量を半分くらいにして牛糞をその分入れてもよい

これで床の完成。混ぜ合わせた後、何も入れなくても１日～２日で発酵が始まり、箱全体の土が発熱し、表面に白いカビが生えてきます。これでひとまず成功です。

③＜生ゴミを入れる準備＞

　箱の中の空気が入るように鹿沼土より上の土の部分を隅の方からよく混ぜる。（発酵が始まっている場合）
※生ゴミはザル等でよく水を切っておく。水分が多すぎると床がベタベタになり発酵がうまくいかない場合がある。発酵しにくい生ゴミは小さく切る）

④＜生ゴミを入れる＞

埋める場所を少しスコップで掘り、そこに生ごみを入れる。同時に生ゴミ５００ｇに対して、米ぬか片手２杯らいを上から振り掛ける。米ぬかと生ごみをスコップでかき混ぜ、生ごみに鶏ふんをよくまぶす。（米ぬかと生ゴミをよく混ぜるために別の容器で混ぜるのもよい）その上から土をかける。古いシーツ等の布で覆い、フタがあればフタをする。（フタは雨水の侵入・臭い防止）

●　●　ワンポント　アドバイス　●　●

☆埋めた生ゴミは１～２日で発酵が始まる。発酵が始まっていれば、そのまますぐに全体をかき混ぜた方がよいが、翌日入れる時にかき混ぜてもよい。

☆フタをすれば雨水侵入・臭い防止にはなるが、水の蒸発ができなくなってしまうので、毎日又は２日１回はフタを開け、中をよくかき混ぜる。

☆バクテリアは好気性（空気に触れると発酵パワーが増す）で、適度な水分（まったく乾いていた生ゴミだと反って発酵が弱い場合がある）も必要。

☆発酵が弱い場合、鶏ふんや米ぬかを床の土全体に適量を足して良く混ぜる。

☆床の土の量が減りすぎる場合、オガクズ等を足す。

☆発酵と腐敗は違います。生ゴミは腐り始める前に入れてください。（臭いとムシ発生対策）

☆密閉した部屋では発酵した臭いやケイフンの臭いがするので雨水が入らないベランダ、軒下等に置いた方がよい。

とにかく一度やってみて下さい！
ゴミだと思ってきた生ゴミがゴミではなかったことにいっしょに気が付きましょう！
　バクテリアにエサをやる気持ちで生ゴミ処理をすれば、今までとはひと味違う考えで生ゴミに接することができます！

問い合わせ先　(疑問等があったら下記へお電話ください）
鈴木武男0547-45-4418
花枝弘志054-259-9551

「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク

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