☆ゴミゼロ通信2004年8月1日号(今号519通発信)
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┏━↓ 今日の話題のダイジェスト↓━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
静岡市灰溶融炉爆発事故!続報
動き出した大井川焼却灰資源化事業
ペットボトルが有価物  1キロ20円!
24時間資源回収ステーションの可能性
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┏━↓ ●静岡市灰溶融炉爆発事故!続報●↓  ━━━━━━━━━━━━┓
事故のアウトラインがわかってきた
 
 7月9日未明の静岡市灰溶融炉爆発事故が発生して以来、様々な努力をしてみても、情報は得られないままだった。一市民にとって、事故が起きれば公式発表を待つ以外、知るすべがないことに大いに失望した。
※私は事故以前から、質問項目をつけて7月21日灰溶融炉の見学予定だったが、事故のためキャンセル。質問しても、答えてもらえないという状況になった。
 
 去る7月29日に、静岡市は静岡市議会議員に事故現場を公表し、市議会生活環境水道委員会も開かれ、かなりの事故のアウトラインが見えてきた。後記の静岡新聞の記事は、問題点も整理されているので掲載(無断)した。
 幸いに友人の市議会議員から事故報告書(写真付き)を入手できたので、HPにアップした。
 
 上記アドレスにも、下記静岡新聞の記事にもある破壊され部分の図がある。
 一時的の衝撃的何かによって、穴が開いたかもしれないが、
耐火レンガがたった運転数ヶ月で徐々に磨耗していったような感じのキズ跡のようだ。
 
この灰溶融炉をつくった日立造船は、灰溶融炉は3件目。それも、60t炉は初めてのようである。
 実験炉での成功と、実際とは違う大きな差があるのだろう。
 
 「炉の建設前、メタル(溶融金属)の量をメーカーと予測したが、本格稼働から三カ月間の実績は予測よりかなり多い」
との発言が、下記記事にある。
 確かに、事故以前から噂では、「鉄分が焼却灰の中に多く、思うように焼却灰のスラグ化が動作していない」と聞いていた。事前の「炉表面温度上昇」と言い、何がしかの予兆があったようである。
 一市民が知りえることは限界があるが、少し注視をする必要がある。
 
事故が問題なのではなく、最終処分場の危機が問題
 
 しかし、残念なのは事故報道ばかりで、何のための灰溶融炉なのか?が報道されていないことだ。静岡市は増え続けるごみ対策として、最終処分場への埋立量を減らすために「技術」を信じて、灰溶融という選択をした。その選択は間違っていたとしても、ごみ処理対策を真剣に悩んでいたことは事実だと思う。
 静岡市には、もう2〜3年で一杯になる沼上処分場があり、合併した旧清水市には、三保海岸にある貝島処分場(漏れ出していた)がある。もう一つ合併しそうな由比町にも小さな処分場があるという。
 
 事故の背景には最終処分場の危機を「技術とお金」で片付けようとしたことがある。
 もう対処療法は止めて、川上=原因=大量生産・消費に本格的に手をつけるしかないことは見えてきている。
 
ゼロ・ウェイストに向けた政策は無限にある。必要なのは決断と政治のリーダーシップだけだ。しかし、相談したある人は言った。「ごみを本気で減らそうと思っている政治家は残念ながら、私を含めていない。ましてや市長には期待できないし…」
 
 市民に迷惑をかけないで(=思う存分浪費と廃棄をしてもらって)、最終処分場の危機や灰溶融炉の危険性の回避なでできないのに。誰も市民に本当のことを言わなくなったら、終わりだ。
私は言い続けたい。(壷)
 
 
<参考>
 http://www.shizushin.com/local_politics/20040730000000000048.htm

04年7月30日 静岡新聞
流出灰、金属計7トン 静岡市清掃工場事故 市議会委員会

 静岡市南沼上の市沼上清掃工場灰溶融炉事故で、市議会生活環境水道委員会は二十九日、市静岡総合事務所で協議会を開いた。市当局は炉に開いた穴から流出した高温の灰(スラグ)と溶融金属は合わせて約七トンだったことを明らかにした。
 炉内部では、穴が開いた周辺の耐火物(厚さ二十センチ)がおよそ半分ほどの厚さにまで摩耗していたことも分かった。
 市環境部の工島康久理事は、摩耗個所は排出口に近く、高温の溶融金属が繰り返し通過するため「一番過酷な場所」と説明。しかし、同部分は炉の停止時、冷えて固まった金属に覆われるため、六月の点検でも異常が見つからなかった。委員からは点検方法を疑問視する意見が出た。
 市廃棄物処理課の村松憲一課長は灰に含まれる金属の量について「炉の建設前、メタル(溶融金属)の量をメーカーと予測したが、本格稼働から三カ月間の実績は予測よりかなり多い」と述べ、予想外の多さの溶融金属が耐火物の摩耗を早めた可能性を示唆した。
 委員からは「灰の成分、塩基度なども分析するべきだ」と予断を持たずに調査するよう求める意見も出た。
 事故前の六月二十八日夜、今回の事故で穴が開いた場所に近い炉表面の温度計が、通常の約八〇度を大幅に超える一五〇度以上に達し、異常警報が鳴っていたことも明らかになった。警報は約十分後に解除され、市は事故との因果関係は不明としている。
 同じ温度計は事故直前の九日午前零時十五分ごろ、九〇〜一〇〇度に上昇。事故発生と同時に二〇〇度以上に跳ね上がったという。
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┏━↓●動き出した大井川焼却灰資源化事業 ●↓ ━━━━━━━━━━┓
 
21日は灰溶融炉見学が中止になった関係で、
久しぶりに静岡県廃棄物リサイクル推進室を訪れて、
大井川資源化事業について聞こうと出かけていった。
しかし、記者発表直後で8月6日の公募説明会を前に、
事前に予約をして行ったにも関わらず、担当者は「黙して語らず」でした。
※2時間ねばりましたが、得られた情報は皆無。
 
ただ、友人の松谷県会議員がタイミングよく、環境森林委員会で
この問題を質問をしてくれたので、情報を得ています。少し整理したいと思っています。
 
しかし問題点は
1.今後20年間焼却灰を供給し続けなければならないことはゼロ・ウェイストとは共存できないのでは?
2.最終処分場の掘り起しまでの前提にしか、焼却灰が集まらない事業が成り立つのだろうか?
3.宙に浮いている藤枝市助宗地区の焼却炉建設。その代替として大井川エコタウンがあるのか・
だろう。
だんだん、見えてきていると思う(壷)
 
<参考>

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┏━↓●ペットボトルが有価物  1キロ20円!●↓ ━━━━━━━━━━┓
 
 ペットボトルは有価物になった。それも最大1キロ20円で取引されている。
 ある再商品化業者の方が、情報を寄せてくれた。調べれば、いろんなことが見えてきた。
 つい2〜3年前は1キロあたり100円くらい払って、リサイクル工場に引き取ってもらっていたものなのに。
一体どうなっているのだろう!
 
下記二つの新聞記事はたいへんに参考になりました。
「ミニペット売れない街静岡を創りたい」から早1年
第二弾を準備中!(壷)
 
<参考>
 
朝日新聞04年1月24日
 
毎日新聞5月10日

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┏━↓●24時間資源回収ステーションの可能性 ●↓ ━━━━━━━━━┓
ゴミゼロサミット2004実行委員会の流れで、
7月10日富士宮市 7月25日浜松市と二つの現地交流見学会を実施。
 
静岡市にもある製紙回収問屋の24時間ステーション
富士宮市信栄製紙の「金属もOK?分別不要?※少し言い過ぎ」を前提にした古紙24時間ステーション
浜松市のスプリンクラー完備で防火対策をもつ松岡紙業の古紙24時間ステーション
資源ゴミのリサイクルステーションへの実験を行政と市民が取り組む浜松市
これは整理して書きたいと思っております。
 
灰溶融炉・焼却灰資源化事業・ペットボトル
どれも十分整理ができていない。それでも出さないよりはマシと
急きょ発行です。
秋にはゴミゼロ推進全国大会でデポジット皿を実施しようとも課題あり。
さて、今年の夏休みはこもって整理します。(壷)
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┏━↓●集会情報●↓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
第82回「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク定例会
2004年8月7日(土)午前10時〜アイセル21 33集会室
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清水のゴミを考える会 8月例会 毎月第二火曜日
日時 8月10日(火)午後7時〜
場所 静岡市清水社会福祉会館(ハートピア) 3F 中会議室
連絡先 静岡リサイクル協会 0543−63−1273
Email  simizu.fmc@nifty.com
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第5回会合開催のお知らせ                      
     日時:9月3日(金) 夜 7:00〜
     場所:アトレ焼津3F
             志太ゼロ・ウェイスト市民ネット 事務局
               TEL&FAX:054-628-8455 (村松)
   E-Mail :wbs29330@mail.wbs.ne.jp (田中)
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│Email  mirai2@bj.mbn.or.jp  future2@nyc.odn.ne.jp
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│ホームページのアドレスが変わりました       
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