☆ゴミゼロ通信2005年1月29日号(今号517通発信)
情報満載!ゴミゼロネットのホームページ 
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┏━↓ 今日の話題のダイジェスト↓━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
●上勝町笠松町長が静岡にやって来る!
(仮称)ゴミゼロサミット2005実行委員会
第一回相談会(実行委員会)
日時 2005年2月12日(土)午後1時30分〜
場所 NPO活動センター
住民の反対が表面化!どうなる大井川焼却灰資源化事業!?
★タクマグループが参加決定!
★住民の根強い反対意識が表面化
●確約書 大井川町長・飯淵区長 昭和53年7月10日
●基本協定締結を延期 静岡新聞05.1.25
地元住民が反対意見書 静岡新聞05.12.15
●慎重意見が多数!飯淵地区住民アンケート(大井川町)
●出雲ガス化溶融炉事故ニュース 再送です。
●集会情報
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┏━↓ ●上勝町笠松町長が静岡にやって来る!● ↓━━━━━━━┓
静岡県も変わるかも?
徳島県上勝町(ゼロ・ウェイスト宣言の町)
笠松町長がやって来る
 
(仮称)ゴミゼロサミット2005実行委員会
第一回相談会(実行委員会)
日時 2005年2月12日(土)午後1時30分〜
場所 NPO活動センター
(静岡市呉服町2-1-5「5風来館」(ごふくかん)4階
議題 5月29日集会のあり方・進め方(開催地他…)
呼び掛け 壷阪道也(ゴミゼロサミット2004代表「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク)
 
 日本で初めてのゼロ・ウェイスト宣言(ごみの焼却・埋立を2020年までに全廃宣言)をした徳島県上勝町の笠松町長と上勝町ゼロウェイストアカデミーの松岡夏子さんが、5月29日(日)に予定している(仮称)ゴミゼロサミット2005の講師として来静することが決定しました。
 上勝町は、静岡県内からも多くの自治体議員、職員が視察に訪れるほど今全国で最も熱い町のひとつです。このチャンスを逃さないためにも、多くの皆さんのご参加で企画運営を進めていき、是非成功させたいと考えております。現在、開催候補地には、静岡市と榛原町が検討されていますが、他の地域でも「われこそは」と思われるところは、お早めに立候補の意思を表明されることを願います。開催場所は2月12日に決定したいと考えております。
 遠方よりの講師ですので、5月29日前後2泊をする予定です。従って、前夜に開催地以外の地域で交流会をすることも可能となります。皆様のアイデアで、静岡県のごみ行政が大きく変わる転機になることを心から希望するものです。
注:昨年ゴミゼロサミット2004は県内約20団体の参加で静岡市で開催されました。
ゼロウェイスト宣言については下記を参照してください。
 
※参考
ゼロ・ウェイストアカデミー
http://www.zwa.jp/
グリーンピースジャパン ゼロ・ウェイストキャンペーン
ゴミゼロサミット2004 チラシ
http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/5469/siryou/gomizero040530syukai.pdf
ゴミゼロサミット2004 基調提案
http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/5469/siryou/2004kichoteian1.htm

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┏━↓●どうなる大井川焼却灰資源化事業!?● ↓ ━━━━━━━━━━┓
住民の反対が表面化!どうなる大井川焼却灰資源化事業!?
参考 大井川エコタウン事業=焼却灰資源化事業を考える
タクマグループが参加決定!
 
 静岡県によると大井川ゼロエミッション事業の参加企業体が以下のように決まり動き出したようだ。
 
「タクマ・クボタ・明電舎・テクノス・鈴与」の共同企業体
○サーマルリサイクル施設
・廃棄物焼却発電施設(630 t /日) ストーカー炉
○マテリアルリサイクル施設
(灰リサイクル施設)
・キルン・ストーカ設備(212 t /日) 灰溶融施設
・灰洗浄設備(277 t /日) セメント原料化施設
○バイオガス化施設( 50 t /日)
風力発電施設
太陽光発電施設
静岡県ゼロエミッション事業より
 
ただ、申込み企業体が5グループ、事業計画書を提出したのがタクマと日立造船の2グループ。
しかも、発表前にすでに、「鈴与のテコ入れで、タクマにきまりだな。日立造船を押していた県議がおとなしくなってしまっている」と地元では話されていた。
予想通りの発表があったのがとても気になる。
選定審査は、大学教授3名、静岡県3名、大井川町3名の選定委員によって行われ、点数評価でタクマG90.00点、日立造船G7.25点で決まった(HPより)となっている。本当に公平な審査が行われたのだろうか?
 
もうひとつは、正確なところがわからないが、灰溶融施設とセメント化施設の併設とはどういう意味だろうか?疑問が残る。
 
住民の根強い反対意識が表面化
 
 住民や地元町議は、今日まで慎重で外部に住民の意思が漏れてこなかった。だが、今わかってきたことは、かなりの反対の意思が地元飯淵地区を中心にうずまいているようだということだ。
 
03年4月26日静岡新聞
 
大井川エコタウン事業が発表になった1昨年から、「し尿処理施設=大井川環境衛生センター建設時に環境衛生施設は、もう建設しない約束があったのに…」という住民の意見は根強かったという。
ところが、大井川町に問い合わせると、「そんな確認書など存在しない」の回答だけであった。
 自治会長は町に協力して事業を推し進めようという立場であったためか、区民の反対の意思表示が町に伝えられないまま、時が流れたという。
 昨年の7月、地元選出のO町会議員が、地元の意向を探るためにアンケートを実施したところ、賛成者は5%しかおらず、反対しないまでも不安が住民の間に漂っていることがはっきりしてきた。
 地元住民は何度も町へ直接反対の意思表示をしようとしたようだが、自治会長に「参加企業がはっきりして、どんな事業が行われるか はっきりしてからにしてくれ」と止められていたようだが、結局は参加企業が決まる前の昨年12月14日に町役場に反対意見書を提出した。
 今年になり、大井川町との確約書のコピーがある住民宅から発見された。1月17日から始まったタクマ・県・町による住民説明会は5回行われ、半分近くの住民が参加し、「タクマGは90点で選ばれたそうだが、安全のためには100点でないと来ては困る」「県外からの廃棄物を持ち込む可能性があるとあるが、絶対だめだ」…等々の静岡県のHPを読んでの厳しい質問が住民側から続出したという。
 その最終日、「実は確認書が存在していた」と住民側から示されたという。
 
 この事業は大井川町のだけの問題、志太地区だけの問題ではなく、静岡県の廃棄物行政のあり方の大きな問題である。
確かに、最終処分場の逼迫は大きな問題だ。
 溶融炉にしろ、この焼却灰の資源化事業にしろ、脱埋立を目指してはいる。しかし、脱焼却は無理なんだと諦めてしまっているようにも見える。
 今後も、大いなる関心を持って注視していきたい。(壷阪道也)
 
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┏━↓ ●確約書 大井川町長・飯淵区長 昭和53年7月10日●↓━━━━━┓
確約書
 
附帯条件
第一項 公共グランド
 乙は、飯淵区内(丸千葉跡地)に町営運動場を建設し、飯淵区民の優先使用を認める。
(イ)規模 運動場としての機能を十分発揮できる広さとして、諸施設(夜間照明、バックネット、フェンス、駐車場、更衣室、便所)完備する。
(ロ)工期 管理センター運転開始時迄とする。
第2項 公会堂…略…
第3項 部落集会場…略…
第4項 道路、河川…略…
第5項 下水道…略…
第6項 交通安全施設…略…
第7項 街頭及び消火栓…略…
第8項 公園…略…
第9項 防火用水槽…略…
第10項 その他
 乙は次の事を行う
(1)公共施設の誘致、公共投資の積極的推進により過疎化防止を図ること
(2)公共埠頭は常に清潔を保つよう荷役会社に強力に始動すること
…略…
(7)今後飯淵地区への環境衛生施設は絶対に設けないこと。
第11項 その他必要事項が発生した場合は双方で協議する。
 
 以上確約事項が成立したことを証するため本確約書2通を作成し、甲、乙それぞれ記名押印のうえ各1通を保持するものとする。
 
昭和53年7月10日
甲 飯淵区長   岡本 定一  印
乙 大井川町長  池谷 令一  印

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┏━↓ ●基本協定締結を延期 静岡新聞05.1.25 ●↓━━━━━━━━━━┓
2005年1月25日静岡新聞
基本協定締結を延期
大井川港ゼロエミッション事業 住民の要望を受け町など
 
 大井川港で計画が進められている「ゼロエミッション事業」で県と大井川町、タクマグループ(事業者)の三者は二十四日までに「住民の要望…」として25日に県庁で行う予定だった基本協定の締結を延期することを決めた。
 三者は十七日から二十三日まで、町内五ヶ所で地元住民を対象に説明会を開いた。その後、基本協定を結び、事業実現へ本格的に始動する予定だった。二十日までの三回の説明会では基本協定を結ぶことを住民に説明していた。
 しかし、二十二、二十三日の飯淵自治会第一、二、三町内会の説明会では、住民から「基本協定の中身や意味が分からない」「このままなし崩し的に事業を進められてしまうのでは」などの強い疑問や不満の声が上がった。このため、三者は基本協定の延期を表明し、説明会を閉じたという。
 また住民側からは「昭和五十三年に町当局と飯淵自治会が、『今後、飯淵には環境衛生施設を絶対に設けない』と確約した文書が存在する」との指摘もあった。
 同町経営起業室は「住民から待ってくれという声があったので延期することにした。地元の代表者と今後の対応を協議したうえで、理解と協力を求めたい」と話している。

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┏━↓●地元住民が反対意見書 静岡新聞05.12.15●↓━━━━━━━━━┓
2004年12月15日静岡新聞
大井川港ゼロエミッション計画
町に反対意見書 飯淵自治会第二自治会
 
 県と大井川町が大井川港臨港部で進めているゼロエミッション計画について、建設予定地に近い同町飯淵自治会第二町内会八組の住民が十四日、町役場を訪れ、建設に反対する意見書を町に提出した。
 意見書は(1)(同自治会内にある)し尿処理場建設時、「二度とこのような地元住民に不利益になる施設を建設しない」との条件がある(2)民間企業が危険物を残したまま撤退することも考えられる(3)いつ汚染事故が起こるかわからない地域に子どもや孫を住まわせられない-など八項目の反対理由を掲げ、八組の十七軒の世帯主全員の署名が添えられている。住民によると、隣接の九組十六軒も全員反対の意思を示しているという。
 メンバーの一人の水産加工業加藤直幸さん(四一)は「町は地元にずっと口をつぐんでいるのに、計画は規制事実として進められている。このまま黙っていられず、きちっと反対の声を町に届けたい」と話した。
 住民らの応対にあたった池田鐸朗助役は「計画は町民の賛成と安全安心の確保が大前提。皆さんの気持ちは県にも伝えたい」と計画への理解を求めた。

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┏━↓●慎重意見が多数!飯淵地区住民アンケート● ↓ ━━━━━━━━┓
大井川町飯淵地区アンケート結果
実施・集計者 町議会議員 O.K
実施日2004年7月
集計日2004年8月10日
対象戸数 175軒
回答戸数 111軒
必要な施設であり誘致に賛成する…5.1%
立地条件などいろいろな事を考えてみて誘致に反対である…27.4%
地元住民で相談し条件を提出し受け入れられれば誘致しても良い…33.3%
最初の方針が、御前崎港に建設との事ですから御前崎港に建設で検討してほしい…15.4%
現時点では判断がつかない…18.8%

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出雲ガス化溶融炉事故ニュース 再送です。
1ヶ所誤りがありました。ご訂正ください。《溶融粘土》は誤り→正しくは《溶融粘度》です。
 

 津川です。新年早々またガス化溶融炉がトラブルを起こしました。この道ではすでに常連?の出雲広域(出雲エネルギーセンター)が現場です。年明けの1月4日ごろから溶融炉の詰まりが続き、7日になって完全にスラグの出滓口がふさがれてしまったというのです。
 原因はごみ中のカルシウム分でスラグの溶融粘度が高まったことにあります。では何でカルシウムが増えたかといえば、出雲地方は昔からサルボウ貝(赤貝)とシジミ料理を正月に食べることが習わしになっており、その貝類が年末年始を通じて大量にピットに入ったためなのです。溶融炉ができる前、貝類を燃やすなどとんでもない話でした。それが何の疑いもなくピットに入ってしまったということは、如何に分別がルーズになってしまったかの証拠といえましょう。
 この事故は昨年も起きていました。約10日、運転が止まったのです。やはりカルシウム過剰が原因でした。そこで溶けくず(スラグ)を焼き切るバーナーを溶融炉内に増設、モニター窓や圧力計を設けるなどしたものの、「マニュアルどおりにやってもクリアできなかった」(読売新聞)そうです。いまのところトラブルは1炉で起きているだけですが、もう一方の炉もトラブルの予兆があり、目詰まりの懸念があればごみの処理量を減らすと広域組合ではいっています。同組合の中尾一彦事務局長は「貝殻ぐらい燃やせないようではエネルギーセンターとはいえない」と頭を抱えているそうです。
 現地では分別の注意書きに「食べてはいけないもの」を加えるべきだ、と苦笑しています。修理の上、運転を再開するにはあと10日を要するということです。
 
tsuga@mtj.biglobe.ne.jp
津川敬
047-446-0212
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┏━↓●集会情報●↓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
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第88回「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク定例会
2005年2月12日(土)午前10時〜
アイセル21 41集会室 
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(仮称)ゴミゼロサミット2005実行委員会
第1回打合せ会は
2005年2月12日(土)午後1時30分より
NPO活動推進センター(静岡市呉服町)
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清水のゴミを考える会 2月例会 毎月第二火曜日
日時 2月14日(月)午後7時〜(今月は月曜日)
場所 静岡市清水社会福祉会館(ハートピア) 3F 中会議室
連絡先 静岡リサイクル協会 0543−63−1273
Email  simizu.fmc@nifty.com
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第10回会合 志太ゼロ・ウェイスト市民ネット          
日時:2月28日(月) 夜 7:00〜 場所:アトレ焼津3F
TEL&FAX:054-628-8455 (村松)
 E-Mail :wbs29330@mail.wbs.ne.jp (田中)
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皆様 お久しぶりのゴミゼロ通信です。
サボっていたつもりはないのですが、「迷い」などと一人前のことがあったような。
でも、少しづつでも前進するのみ。
大井川情報とゴミゼロサミット
実はゴミゼロフェスタも4月17日開催となりそうです。
ああ!ホントはとても忙しくなりそうです。
 
今年もよろしくお願いいたします。(壷阪道也)
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│ホームページのアドレスが変わりました       
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