☆ゴミゼロ通信2006年3月5日号(今号516通発信)
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┏━↓ 今日の話題のダイジェスト↓━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
<亡霊のようにやっぱり復活しようとするゼロエミッション事業>
・「責任の大半は大井川町にあり、まずは地元合意を」と静岡県
・「広域連合以外の方式では受け入れることはできない」と大井川町長
・「白紙撤回し、場所も一から出発する」19日大井川町長
・「同じ場所で公設を県に要望」24日大井川町長を含めて2市2町の首長
・再び「大井川町長VS地元住民」からしか始まらない?
・解決への道は「脱焼却・脱埋立」
 <06年3月3日府川環境森林部長の答弁の要旨・特徴>
 
●第7回ゴミゼロフェスタ in 沼上清掃工場
●ごみゼロサミット2006実行委員会発足。開催予定 2006年5月28日(日)
●「溶融炉が危ない!」(著者・津川敬 発行・止めよう!ダイオキシン関東ネットワーク)
  好評発売中

●定例会情報
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<亡霊のようにやっぱり復活しようとするゼロエミッション事業>
 
●「責任の大半は大井川町にあり、まずは地元合意を」と静岡県
 
 静岡県ゼロエミッション事業を民設民営で推進していた静岡県は、
傍観者を決め込むような答弁をした。その趣旨は
1.民設民営(基本協定の破棄、ゼロエミコラボへの保障等)については、は三者(県・町・業)で話し合う
2.静岡県はゼロエミッション事業に「支援するか、参画するか」は決めていない。
3.ゼロエミッション事業をどうするかは、まずは志太二市二町で地元合意をする必要がある
4.住民への説明責任はまずは大井川町にある。
(※注:これは私(壷阪)のまとめであり、発言を参照していただきたい)
であった。(参考 06年3月3日府川環境森林部長の答弁)
静岡県議会3月3日 質疑インターネット中継
http://www.gikai-chuukei1.pref.shizuoka.jp/giin_result.php?GIINID=7247
 
●「広域連合以外の方式では受け入れることはできない」と大井川町長
 
まずは地元(志太二市二町)での地元合意が優先とする静岡県に対し、
池谷大井川町長は、3月3日以下の発言をしたという。
「『広域連合以外の方式では受け入れることはできない』とし、
『広域連合でいくことになった場合は地元の理解をいただくための努力を誠心誠意いたしたい』と述べた」
参考 06年3月4日静岡新聞 焼津市と合併が「最適」大井川町長、再び意欲
 
つまり、こちらも傍観者を決め込んでいるだけだ。
志太2市2町とその他の県内市町村が広域連合を組んで、
ゼロエミッション事業を公設公営で進めるなら受け入れるという趣旨である。
※志太二市二町は次期廃棄物焼却施設建設が決まらないまま、ゼロエミッション事業に期待をかけてきた。
 静岡県内発生する焼却灰が県外に搬出されている。
せめて自区内処理を願って、スタートしたはずの静岡県ゼロエミッション事業は、
推進当時者であったはずの静岡県と大井川町は、双方傍観者を決め込み、
「志太二市二町の地元合意がなされれば」となっている。
さて、二市二町の首長の要望はすでに明らかなのに「地元合意」とは何を指しているのだろう。
 
●「白紙撤回し、場所も一から出発する」19日大井川町長
 
 しかし、思い出さなければならない。
すでにお伝えしたように去る2月19日池谷薫大井川町長は
「相当な覚悟を決めた決断で静岡県ゼロエミッション事業を白紙にもどし、
一方志太地区の廃棄物処理施設建設については志太広域事業組合(以下志広組)2市2町で
真剣に検討し、場所の問題等についても一から出発する」
と大井川ゼロエミッション事業建設予定の地元飯淵地区の住民報告会で
住民の不信と怒号の中で報告と決意を述べた。
 
●「同じ場所で公設を県に要望」24日大井川町長を含めて2市2町の首長
 
 多分、ゴミゼロ通信を見て直後の動きに大いに戸惑った人は多かったのだろうと思う。
つまり、大井川町長の発言が二転三転している。
 マスコミ報道によると、「白紙撤回」発言の直後、
2月24日志太広域事務組合を構成する藤枝、焼津、大井川、岡部の2市2町の首長は、
県庁を訪ね、組合が実施しているごみ処理事業について、
県が大井川町に計画している廃棄物資源化施設「ゼロエミッション事業」に参画し、
これを「公設」とするよう要望した。
 
●再び「大井川町長VS地元住民」からしか始まらない?

 一方で、地元飯淵地区では「場所も含めて一から出直し」と発言しながら、
志太二市二町では「同じ場所に公設公営で、ゼロエミッション事業を進めて欲しい」
と要望する。どちらか本当なのか?静岡県ではなくても大井川町に聞きたくなるだろう。
だから静岡県は「…まずは大井川町はもとより、志太二市二町が主体となって、
これについての十分な地元合意に至る必要がある…」と答弁している。
 
「… 十九日の住民報告会では、池谷薫町長が住民からの質問に
『答える必要はない』などと突っぱねるシーンがあった。
こうした態度を改め、誠意ある姿勢で住民の理解と協力を求めることが重要となる。」
(2月25日静岡新聞より)
 19日の報告会に居合わせたものとしては、
どんな顔をして、池谷大井川町長は地元飯淵地区へお願いに行くというのだろうか
と首をかしげる。
 静岡県も、志太二市一町(大井川を除く)も大井川の動向を待つ以外に道はない。
「他の地区でも、白紙撤回の報告会をすべきでは?」
と大井川町長に質問をした計画慎重派の住民に対して
「白紙撤回と言ってるだろう」と推進派と思しき住民が、叫んでいたのが印象的だった。
もう住民を巻き込んでの骨肉の争いはやめにすべきだ。
 
●解決への道は「脱焼却・脱埋立」

「静岡県内の一般廃棄物焼却灰をどうするのか?」はどこへ行ってしまうのだろうか?
そもそも、県民に内緒で、技術と税金の大量投入で、
この大量生産大量消費のツケを処理できると考えていること間違っていたときがつくべきだろう。
ゼロエミッション事業の行き先はまだ予断を許さないが、かなり「死に体」であることは間違いない。
しかし、これで問題が解決したわけではない。
これからこそ「脱焼却脱埋立へのゼロウェイストを目指す静岡県」に生まれ変わらなければならない。
 
 <06年3月3日府川環境森林部長の答弁の要旨・特徴>

1.現地点では事業を民設民営で行うことは困難と判断せざるを得ない状況

2.大井川町は公設公営を希望し、志太二市二町の広域連合などを例に上げ、公設公営でのゼロエミッション事業の推進に向けて、県に対して参画を要請

3.静岡県が「支援、又は参画する」について、「市や町と協議をしていくことになった場合」は、公設公営を中心に検討することになる

4.今後とも基本協定の取り扱いについては三者で協議

5.住民に対する説明責任について、大井川町か三者が連携して、情報公開並び意見聴衆、対応積極的行う

5.まずは大井川町はもとより、志太二市二町が主体となって、これについての十分な地元合意に至る必要がある

6.ゼロエミッション事業の推進について「支援もしくは参画する」ことができる状況となれば、関係する市や町に必要な連携をする

7.一方的に大井川町が白紙撤回したことで、こうした責任の大半は大井川町にある

8.第10条でこの基本協定書に定めのないことは甲乙丙で協議して解決をするという条項に基づいて三者で協議する

9.費用については、一時期9千万円弱


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<参考資料>静岡県ゼロミッション事業
白紙撤回の先にあるもの A4版4ページ 資料付 (PDFファイル22kb) 
http://www33.ocn.ne.jp/~gomizeronet/gomizero/060221hakushitekkainosaki.pdf
 050925ゴミゼロ通信 混迷する「静岡県ゼロエミッション事業」!?
http://www33.ocn.ne.jp/~gomizeronet/tushin/050925.htm
 大井川エコタウン事業=焼却灰資源化事業を考える(03年10月25日作成)
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/5757/youyuro/ooigawasementnani.PDF
 静岡県ゼロエミッション事業(静岡県のホームページより)
http://kankyou.pref.shizuoka.jp/recycle/zeroemi/zeroemi.htm
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第7回ゴミゼロフェスタのチラシ A4 PDFファイル321kb
 
第7回ゴミゼロフェスタ in 沼上清掃工場
日時 2006年4月16日(日)10時〜13時30分
持ち込み時間 午前10時〜12時
持ち帰り時間 午前11時〜午後1時30分
<持ち込めません>
ペットボトル、ビン、缶類の資源ごみ
パソコン、家電4品目=冷蔵庫、エアコン、テレビ、洗濯機
<NGO展示コーナー>
・布ナプキン手作り紹介コーナー
・生ごみ堆肥化教室 (ベランダでも簡単にできる!)
・古着でぞうり作りコーナー
・包丁蘇り教室(包丁持参の方に研ぎ方教えます)
・おもちゃ病院…おもちゃが蘇る
 10:00〜12:00 先着20名様に限りおもちゃを直します
 テレビゲーム、モデルガン、時計等の修理はお断りします
 
<ゴミゼロフェスタの参加ルール>  
☆静岡市民なら誰でも参加できます
☆<持ち込めるもの>  持ち込み時間 午前10時〜12時
・他の人に無料で譲ってよい不要品(当日来られる欲しい方にさし上げます。希望者が重なった時は抽選!)中古家電、家具等々…  持ち帰り時間 午前11時〜午後1時半
(パソコン、家電4品目=冷蔵庫、エアコン、テレビ、洗濯機は不可)      
・古着類(気に入ったものは持ち帰りOK) 
※残った古着をできるだけ海外援助に回すための募金もお願いします!
今回の海外援助はフィリピン女性・子供の自立の為の支援です。
  特に、大人・子供の夏服・履物(洗濯した使用に耐えるもの)と  
  ホテルで頂くようなタオル・歯ブラシ・シャンプー・石鹸を希望
・古紙類(新聞・段ボール・牛乳パック・雑誌・紙箱・雑古紙・古布・…)
※但し持ちこんだものをそれぞれの所定の場所に置き、本人がキチンと分別する。
※新聞・段ボール・牛乳パック・雑誌は別々に白い紙ヒモで縛る。
※名刺・ハガキ・古封筒・プリント紙・書道半紙・包装紙等は、雑誌といっしょに白い紙ヒモでしばる。(感熱紙は不可)
 
☆特典
・いろんなNGOによる展示啓発コーナーで学べます
・清掃工場が見学できます。 11:00 12:00 の2回
☆注意
・生ゴミ・可燃ゴミ・単なる不燃粗大ゴミ等の持込はお断りします。
・ペットボトル、ビン、缶類の資源ごみの持込はできません
・事業者の方のゴミの持ち込みはお断りします。
・事業者のお持ち帰りは終了時間間際にお願いします
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●ごみゼロサミット2006実行委員会発足。開催予定 2006年5月28日(日)

2004は容リ法問題を取り上げ 

     賛同団体 19団体 参加80名(開催靜岡市)
2005は榛原町議会の「ごみゼロをめざした町づくりに関する提言書」
に注目し、徳島県上勝町々長をお迎えした。
     賛同団体 31団体 参加280名(開催 榛原町)

2006は、若者の活動に注目し、若い世代に活動を繋ぎたい
その思いで、靜岡県内の若者の環境グループを中心とする体験・活動・主張を発表することを中心にと考えています。

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次回実行委員会は
第3回 2006年3月19日(日)13時30分より
第4回 2006年4月5日(水)19時より
場所 NPO推進センター(静岡市呉服町)
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※賛同団体を募集します。ヨロシク!
ごみゼロサミット2006に賛同する団体・グループは
1.団体名 2.代表者 3.連絡先 4.主な活動
を壷阪(TEL&FAX054-257-3177 Email:mirai2@bj.mbn.or.jp )までご連絡ください。
すでにご連絡をいただいている団体もご面倒でも、ご連絡をお願いします
当日5/28午前中での交流会での発表・資料もご検討ください
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<ごみゼロサミット2006開催の概要>
●主催 実行委員会(代表佐藤伸幸(東海大E.C.Oサークル前代表))
●開催日 2006年5月28日(日)
●開催場所 アイセル21
●集会概要 
午前 県内ごみ問題関連団体の交流発表会(各団体10分程度)
午後 メイン集会
    ゲスト 西原茂樹牧之原市長(旧榛原町)
    講演  松岡夏子さん(上勝町ゼロウェイストアカデミー)
    若者報告 環境サークル等の活動等の発表・紹介
    質疑・討論

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●「溶融炉が危ない!」(著者・津川敬 発行・止めよう!ダイオキシン関東ネットワーク)
  好評発売中
紹介HP
http://www33.ocn.ne.jp/~gomizeronet/tushin/051023sasshi.htm
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●冊子の申込み先
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止めよう!ダイオキシン汚染・関東ネットワーク
〒136-0071東京都江東区亀戸7-10-1 Zビル
TEL・FAX 03−3683−0224
振込み先 郵便振替00100-6-73937 ダイオキシン関東ネット

※上記TEL・FAXは昼間は不在のためFAXによる申込みを原則

メールで問合せ・申込み
qzg07170@nifty.com (藤原寿和)
tsuga@mtj.biglobe.ne.jp (津川敬)

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┏━↓●定例会情報●↓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
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●ゴミゼロネットの定例会にお集まりください! 
第101回「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク定例会
2006年3月11日(土)午前10時〜 エコハウス静岡
エコハウス静岡の地図
http://www33.ocn.ne.jp/~gomizeronet/gomizero/ecohouse/chizu.htm
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清水のゴミを考える会 3月例会
日時 3月14日(火)午後7時〜
場所 静岡市清水社会福祉会館(ハートピア)3階 中会議室
連絡先 静岡リサイクル協会 0543−63−1273
Email  simizu.fmc@nifty.com
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第21回会合 志太ゼロ・ウェイスト市民ネット          
日時:3月24日(金) 夜 7:00〜 
場所:アトレ焼津3F 焼津公民館
TEL&FAX:054-628-8455 (村松)
 E-Mail :wbs29330@mail.wbs.ne.jp (田中)
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☆ゴミゼロ通信は転送、転載、複写何でもOKです
☆あなたの情報、ご意見、ご感想をお待ちしております
☆※送信御迷惑な場合は遠慮なくご連絡ください!送信を止めさせていただきます
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●●ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク●●
 ☆連絡先☆
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│壷阪道也                 
│〒421-0111静岡市丸子新田277-4
│TEL・FAX 054-257-3177         
│Email  mirai2@bj.mbn.or.jp  future2@nyc.odn.ne.jp
│HP http://www33.ocn.ne.jp/~gomizeronet      
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