☆ゴミゼロ通信2007年7月15日号(今号508通発信)
情報満載!ゴミゼロネットのホームページ 
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┏━↓ 今日の話題のダイジェスト↓━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
●「祭りでごみゼロ!?リユース食器を使ってみよう
●「沈みゆく島国「ツバル」からのメッセージ」に参加してきました(壷)
●武田教授のおかげで考えることができた地球温暖化と海面上昇
・地球温暖化でも環境破壊が起きない?
・IPCCの報告書はどうなっているのか?
・事実を知っていても「環境破壊は起きない」と何故武田教授は言うのだろう?
●誰でも参加できる「ゴミゼロネットの定例会」にお集まりください! 
 第118回「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク定例会
2007年8月4日(土)午前10時〜 清水社会福祉会館(ハートピア)3階中会議室
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第117回「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク定例会は
台風が近づく悪天候の中、私を含め6名の参加でした。
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祭りでごみゼロ!?リユース食器を使ってみよう」サンプルチラシは以下から
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祭りでごみゼロ!?リユース食器を使ってみよう
日時 2007年8月4日13時30分〜16時
会場 静岡市清水区清水社会福祉会館(ハートピア)3階大会議室
主催「祭りでごみゼロ!?リユース食器を使ってみよう」実行委員会
 
賛同団体(賛同確認順7月11日現在25団体)
「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク/志太ゼロウェイスト市民ネット/NPO法人静岡リサイクル協会/清水のゴミを考える会/エコハウスしずおか/ぐるーぷ・みるめ(静岡)/プラムフィールド(静岡)/ふらんねれっと工房(静岡)/静岡市職員労働組合連合会/NPO法人エコハウス御殿場/WPAS(旧アジアクラブ)(県大)/NPO法人富士市のごみを考える会/グループTHINK(静岡)/Rビンを考える会(浜松)/ティニードロップスシズオカ(清水)/静岡市消費者協会/しずおかエコクッキング教室/はしふれん(静岡)/生活クラブ生活協同組合・静岡/浜松市消費者団体連絡会/たんぽぽの会(浜松)/天竜消費生活研究会/福田町DOLCE倉庫
●後援(7月9日現在14団体 後援確認順) 
静岡新聞社・静岡放送/NHK静岡放送局/マリンパル76.3/産経新聞静岡支局/FM-Hi!76.9/朝日新聞静岡総局/テレビ静岡/あさひテレビ/毎日新聞静岡支局/静岡第一テレビ/中日新聞 東海本社/K-MIX/読売新聞静岡支局/静岡市
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次回(第4回)実行委員会
時 2007年7月19日(木)19時〜
所 NPO活動センター(静岡市葵区呉服町)
どなたでも参加できます
お気軽にどうぞ!
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●「沈みゆく島国「ツバル」からのメッセージ」に参加してきました(壷)
主  催:NPOピーシーネット
講  師:NPO Tuvalu(ツバル) Overview(オーバービュウ) 
      http://tuvalu.site.ne.jp/
      代表理事 遠藤(えんどう) 秀一(しゅういち) 氏
昨日14日定例会の午後、同じアイセルの会場で開かれた上記講演会に参加した。
あいにくの台風が近づく悪天候の中、参加者はあまり多くはなかったが、
現地の写真を交えて、9つの島から成り立つ人口1万人の国ツバルの現状を垣間見ることができた。
講演として、話されたことは、
1.ツバルの美しい自然
2.ツバルで住む人々の素朴さと豊かさ
3.30年前と比べ、確実に水没を始めた島国の現実
4.地球温暖化を止めるために私たちにできること
だったと思う。
1、2、3は講師の所属組織 NPO Tuvalu Overview http://tuvalu.site.ne.jp/
のHPからも、きれいな写真もいっぱいあるので、是非いろんな人にご覧になってもらいたい。
 
さて、この講演会の案内を6月30日付けのゴミゼロ通信でながしたところ
あの武田邦彦教授から
「…ツバルの問題は沈んでいるのはサンゴ礁の島ではなく、第二次大戦当時アメリカ軍がブルドーザーで飛行場を作ったその飛行場のところが沈んでいるだけです。これはポリネシアの研究家、小林先生の長年の調査で分かっていることです。…」
とのメッセージを受け取った。
 
沈みゆくツバル」これを何の疑問もなく受け入れようとしていた私には、好奇心を駆り立てるメッセージだった。
早速、質問時間に、質問をさせてもらった。
講師の遠藤さんは
武田教授にも是非ツバルに行って、確かめてもらいたい。30年前にはほとんど水没がなかったが、今は島のあちこちで、水没現象がおきている。それが事実だ。逆に、島にある唯一の飛行場は、逆に沈んでいない。それはGPSの調査でもはっきりしていることだ」
と説明された。
 
私も本当のことはわからない。
しかし海抜スレスレの島国ツバルの人々からのメッセージを
素直に地球と人類の未来への警告と受け取ることはできる。
私たちに何がどこまでできるだろう。そのことを考えることができた講演会だったと思う。
(壷)
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●●武田教授のおかげで考えることができた地球温暖化と海面上昇●●
 
●地球温暖化でも環境破壊が起きない?
 
7月13日(金)20:00〜日本テレビ「爆笑問題・田中総理」を見ていたら、武田教授が登場。
「IPCCは『地球の温暖化をすると南極の氷は増える』と書いている」と言い、
地球温暖化による影響が心配ないかのように表現していた。
また最近武田教授自身のHP内の(参考b)「大人を信じてはいけない!」では
「気温は上昇している。 でも、環境の破壊は起きない。 海水面は30年で11センチしか上がらない。 海の満ち引きだけで2メートル40センチだ。 サンゴはなくなっていない。 ツバルは沈んではいない。 ホッキョクグマは少なくなるが、アマゾンは栄える。 温暖化とは『ポカポカしてくる』ということだ。」
などと言っている。
 
●IPCCの報告書はどうなっているのか?
 
地球の温暖化によって、南極の氷は増えるとIPCCは言っているのだろうか?
こんなことでもなければ、読もうなどとしないのだが、早速チェックしてみた。
確かにIPCCの報告書には、
「南極の氷は増加すると予測されるが、減少する可能性もあると結んでいる。」(注1
しかし、その前提は、
「今起こっている海面上昇は、グリーンランドと南極の氷が減少したことにより海面上昇が起こっていること(注2)、長期的には約7mの海面上昇が起こりうること(注3)」
である。しかも、IPCC第2作業部会報告書(参考c)では、「海面上昇による洪水被害(46P)」を含むあらゆる生態系の破壊、環境被害が書かれている。
 
●事実を知っていても「環境破壊は起きない」と何故武田教授は言うのだろう?
 
武田教授は、原文でIPCC報告書を私以上に読んで事実を知っているはずだ。
しかし、それでも「気温は上昇している。 でも、環境の破壊は起きない。」と主張している。
地球温暖化によって、「海面上昇」だけが問題なのではなく、気候変動によるあらゆる生態系への影響、環境への影響が問題なのを知っているはずなのに、「海面上昇」の「可能性」の是非だけの焦点を絞る目的は何なのだろうか?しかも、(参考b)「大人を信じてはいけない!」での主張はまったくおそまつだ。
 
こうした意見を言うと武田教授は「個人を批判するのはよくない」と切り返す。
ただ、はっきりしているのは、武田教授のおかげで、私などがIPCCの報告書を読み「事実を確かめよう」と思い立ってことだ。
これは感謝すべきことだろう。
 
会ってお話ししたいのだが、一度は「シンポジュウムをやろう」と気まぐれなのか?言っていただいたのに、まったく無視状態。
こればかりは、相手のあること。しかもテレビ出演、執筆活動など大忙しの方。私などその辺の市民などには、メールでチョコチョコ返事をしておけば済むという対象なのだろうか。「一寸の虫にも五分の魂」なのはご存知なのに…。
2007年7月15日記 壷阪道也
 
<参考>
IPCC Intergovernmental Panel on Climate Change (気候変動に関する政府間パネル)
 
(a)IPCC 第4次評価報告書第1作業部会報告書 政策決定者向け要約(気象庁)(26ページ)
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/ipcc/ar4/ipcc_ar4_wg1_spm_Jpn_rev.pdf
(b)大人を信じてはいけない!(武田教授のHP内)
http://takedanet.com/2007/07/post_cb62.html
(c)IPCC 第4次評価報告書第2作業部会報告書の概要(75ページ)
 
注1参考(a)IPCC第一作業部会報告書20P)
現在の全球モデルを用いた研究によれば、南極の氷床は十分に低温で、広範囲にわたる表面の融解は起こらず、むしろ降雪が増加するためその質量は増加すると予測される。しかしながら、力学的な氷の流出が氷の質量収支において支配的であるならば、氷床質量が純減する可能性がある。
 
注2参考(a)IPCC第一作業部会報告書8P)
・ 第3 次評価報告書以降の新しいデータによると、グリーンランドと南極の氷床の減少が1993〜2003 年の海面水位の上昇に寄与した可能性がかなり高い
注3参考(a)IPCC第一作業部会報告書20P)
・ グリーンランドの氷床の縮小が続き、2100 年以降の海面水位上昇の要因となると予測される。…世界の平均気温が1.9〜4.6℃上昇すると、…グリーンランド氷床は完全に消滅し、約7mの海面水位上昇に寄与するだろう。…

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●独り言
台風直下?外は嵐。
今は天下分け目の参院選真っ最中だ。
ひとつひとつの行動が未来を決めている。
自分に何ができるのだろう。どこまでできるのだろう。
ふとそう思った。
┏━↓●定例会情報●↓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
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●ゴミゼロネットの定例会にお集まりください! 
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第118回「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク定例会
2007年8月4日(土)午前10時〜 清水社会福祉会館(ハートピア)3階中会議室
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清水のゴミを考える会 8月例会
日時 8月7日(火)午後7時〜
場所 静岡市清水社会福祉会館(ハートピア)3階中会議室
連絡先 静岡リサイクル協会 0543−63−1273
Email  simizu.fmc@nifty.com
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第35回会合 志太ゼロ・ウェイスト市民ネット          
日時:7月27日(金) 夜 7:00〜 
場所:アトレ焼津3F 焼津公民館
TEL&FAX:054-628-8455 (村松)
 E-Mail :wbs29330@mail.wbs.ne.jp (田中)
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