ズバリ!容器包装リサイクル法をこう変えよう!

 「拡大生産者責任」という言葉を聞きます。「生産者が生産から廃棄までの過程における環境影響に対して責任を負うこと」です。生産者は、処理とリサイクル費用を負担するなら、それを価格に加えざるを得ません。価格の上昇は需要を減らすことになるから、生産者は価格への上乗せ分を少なくしようと努力する結果、生産物はよりリサイクルしやすいものや、リサイクルコストをより低く抑えるものに変わります。したがって廃棄物の減量化が進みます。その結果、その製品を買う消費者もまた処理費用を負担することになります。

 大事なことは「作る時、売る時、買う時」に捨てる方法(=再利用・再資源・焼却・埋め立て)まで考え、その費用を先払いする仕組みにすることだと思います。消費者もわかっていてもつい便利なものに手を出しがちです。価格にその処理費用まで事前に含まれていることで一種の抑制効果も生まれるのではないでしょうか?