[PR] この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

☆ゴミゼロ通信2005年7月3日号(今号507通発信)
情報満載!ゴミゼロネットのホームページ 
http://www33.ocn.ne.jp/~gomizeronet

下記詳細版 
静岡県ゼロエミッション事業を考える  PDFファイル21kb A4版6ページ

┏━↓ 今日の話題のダイジェスト↓━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
●静岡県ゼロエミッション事業を考える
「静岡県ゼロエミッション事業に係る環境影響評価方法書の縦覧」が
7月2日より住民の根強い反対と不信が広がる中で実施
1.住民の声は届いていない?
2.「今後環境衛生施設は絶対に設けない」確約書に署名・捺印しても住民は無力なのか?
3.住民は一貫して疑問を投げかけていた。
4.計画の性格が少しずつ変わっていないか?
  焼却灰資源化事業というより、単なる産業廃棄物焼却施設!
5.敷地(3.1ha)は狭すぎないか?安全性は?
6.「焼却灰は集まるのか?処理費用はいくらか?等々…」は密室で決められる。
7.住民無視?の大井川町は大丈夫か!
●ホームページ紹介
●集会情報
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━↓●静岡県ゼロエミッション事業を考える●↓━━━━━━━━━━━━┓
 
焼却灰資源化事業と少しずつ変貌しながら、いよいよ本格的に動き出してしまった。
静岡県の廃棄物行政の20年後まで決めてしまうこの事業に対する県民の関心は、
いまだ低い。
 
しかし、この問題は、
1)今後20年の静岡県の廃棄物行政の道筋が、勝手決められようとしていること
2)「今後環境衛生施設は絶対に設けない」確約書が存在しているのに、大井川町は住民側をないがしろしていること
(※いかなる協定書、確約書を締結しても、住民は無視されることになってしまう!)
の2点において、静岡県民は無関心ではいられない重要問題である。
長文ではありますが、是非、読んでいただきたい。m(__)m。
 
※静岡県ゼロエミッション事業とは静岡県志太郡大井川町の大井川港(野鳥公園横)に、焼却灰資源化事業を中心とする廃棄物処理施設を民設民営(民間企業を公募・誘致して、民間企業に経営を委ねる)することを目的に、静岡県が主導して実施しようとしている事業。
昨年12月タクマグループが選ばれたが、事前にその情報が漏れており、利権がらみという噂は耳に入っている。
3年前から、追っかけているが、最近やっと住民グループと合流することができた。
(壷)
 
参考 大井川エコタウン事業=焼却灰資源化事業を考える(03年10月25日作成)
 静岡県ゼロエミッション事業(静岡県のホームページより)
http://kankyou.pref.shizuoka.jp/recycle/zeroemi/zeroemi.htm
 ゴミゼロ通信05年1月29日号 確約書 掲載
 
----------------------------------------------------------
「静岡県ゼロエミッション事業に係る環境影響評価方法書の縦覧」が
7月2日より住民の根強い反対と不信が広がる中で始まった
----------------------------------------------------------
2005年7月3日 
「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク 壷阪道也
 
  基本協定が静岡県と大井川町、タクマグループの3社で2月15日に締結され、4月25日にタクマグループは特別目的会社「静岡ゼロエミコラエボ(株)」を設立した。以降環境アセス・関係法令許認可手続き(04~07年度)、施設の建設(07~09年度)、施設の稼動(09年度末)へのスケジュールを走り出した。このままでよいのだろうか?
 
1.住民の声は届いていない?
 
  静岡県は6月24日県議会で、「…一部に不安や疑問を持っている方がいるものの、周辺住民のほとんど誰もが環境アセスメントの実施を了解していないとは認識しておりません」と住民の不安や疑問は、一部であるとの認識を示している。だから、環境アセスメントの実施をしてもよいのだというわけだ。事実はどうなのか?
 
2.「今後環境衛生施設は絶対に設けない」確約書に署名・捺印しても住民は無力なのか?
 
 今年1月22日、基本協定締結直前の住民説明会の席上で「今後飯淵地区へは環境衛生施設は絶対に設けないこと」昭和53年7月10日付けの地元自治会と大井川町長との確約書の存在が正式に公けになった。以前からその存在が噂されていたものが出てきたのだ。何度も大井川町に住民側から、「確約書」の存在を確認していたのだが、「見つからない」と存在をぼかしていた大井川町は、一転「確約書の効力は失効した」と一方的に住民側に通告してきている。一時、延期された基本協定締結も2月15日に実施されてしまった。1月22日も含めて、5回の住民説明会が開かれ208名の住民が参加し、数々の疑問が延々と投げられた。説明会の雰囲気は、かなり激しいものだったと聞いている。それでも、静岡県は「不安や疑問を持っているのが一部である」と言い張るのだろうか?
 
3.住民は一貫して疑問を投げかけていた。
 
 03年4月26日付け静岡新聞で「エコタウン事業」として公けにされたこの事業、住民からの聞き取り調査と住民の記録によれば、当初より疑問・反対の意見はくすぶっていたようだ。しかも、03年6月~8月にかけて計5回76名が山口まで宴会付きの視察旅行(大井川町の予算を使って、接待に近い感じ?)にもかかわらず、廃棄物焼却施設に対しては根強い不安が存在していた。
 翌04年6月頃から、地元飯淵地区では、不安が広がり、住民の反対の意思が固まってきた。7月に公募開始の際の町による説明会ではその意思を明確に表明したが、9月に2度にわたる廃棄物焼却施設(大阪)の見学会を経て、10月に反対の要望書を完成し、12月に大井川町に提出した。
 
 静岡県や大井川町は、住民の根強い不信と疑問、反対等の意思を実は知りながら、知らぬふりをして?淡々とスケジュールをこなしているように写る。
 
4.計画の性格が少しずつ変わっていないか?
  焼却灰資源化事業というより、単なる産業廃棄物焼却施設!
 
 事業の目的は、「県内で発生する廃棄物の県内処理や既存埋立廃棄物の掘り起こし、廃棄物を資源化する施設」である。しかし、タクマグループ(静岡ゼロエミコラボ株式会社)の事業内容は焼却灰資源化は当初500t/日から277t/日へ減少、可燃廃棄物は450t/日より630t/日と増加している。1日1000tの廃棄物処理量は変わっていないが、焼却灰の比率が半分から、4分の1へ減少していることが特徴である。タクマグループが処理コストの高い焼却灰が当面集まらないだろうと、推定したからだろうか?平たく言えば、県と町の推薦の単なる産業廃棄物処理施設の色彩がより強いものとなってきている。
 
5.敷地(3.1ha)は狭すぎないか?安全性は?
 
 当初予定(03年)では堤防南側が含まれていたのが(推定合計10ha近く)、現予定地の3.1haに1000t/日の廃棄物処理施設ができる。しかも4種類施設。静岡沼上清掃工場(200t×3)2.4ha、静岡西ケ谷清掃工場(200t×2)6.4ha、清水八坂清掃センター(105t×2,50t)1.5ha、藤枝高柳(85t×3)1.7ha、浜松南部(150t×3)2.2ha浜松北部(90t×4)1.5ha富士宮(120t×2)3.1ha等と比べて、異常に狭い。それぞれの材料と製品のストックヤードが必要なのに。
 
  施設では、焼却灰を1400tの井戸水で水洗浄し、600tを施設内でリサイクルし、約800tを海域に放流するという。「排水によって、海域の生態系に影響はないのか?」の住民からの質問に、タクマグループは「…もっとも高い処理プロセスを導入して、漁業なり、生態系に影響がないよう万全を期す…」と回答している。
  大丈夫ですか?焼却灰ですよ!と考えてしまうが…。
 
6.「焼却灰は集まるのか?処理費用はいくらか?等々…」は密室で決められる。
 
  基本協定によれば、「事業主体」はあくまで、タクマグループであり、静岡県は「原料=廃棄物の供給に責任」を持ち、大井川町は「インフラ整備と住民の説得に責任」を持つとある。
  その「責任」に基づき、4月26日静岡県ゼロエミッション事業市町村協議会(以下市町村協議会)を静岡県は開催した。その目的は「市町村等が事業者に処理委託する廃棄物の種類や性状、量、処理料金等、具体的な課題についての協議、その他県内における廃棄物の処理システムについて協議」である。県内では新浜松市圏、森町、富士市、富士川町、東伊豆町以外の全市町村が参加している。今後、年3回ほど開催する予定である。不参加を除く、静岡県内の今後、20年間の廃棄物供給計画を事業者に提供することを通して、処理コスト等を交渉する場である。
  しかし、その「会議を公開とすることは、…困難である」(05年6月24日静岡県議会での知事答弁)というのが静岡県の現在の考え方である。
 
7.住民無視?の大井川町は大丈夫か!
 
   基本協定には「…事業予定地の地域の住民の理解と協力が本事業の実現に、不可欠であることを認識し、住民への情報公開並びに住民からの意見聴取及びその対応について、積極的に、かつ、誠意をもって行わなければならない。」と定め、その中止的役割として大井川町は「…住民の理解と協力及び地域課題に関する支援を行う…」となっている。
かつての確約書の失効、環境アセスの実施強行の後押しなど、大井川町の強引な進め方には大きな問題を感じる。
  大井川町は、この事業を強行することによって、岸壁工事(港整備)などのインフラ整備、藤森処分場の掘り起し事業など、新たな予算の支出を強制される道を選ぼうとしてる。大井川港の活性化を目指したはずの「エコタウン事業」が「ゼロエミッション事業」と名前を変えたためか、予算浪費の底なし沼へ落ちていく予感さえする。

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
●ホームページ紹介
 
東海大ECOサークルが実施する
エコプロジェクトin三保  ~エコロ爺の生活~  2005年9月17~19日 開催
 
静岡県がトップページの話題になった!
上勝町 NPO法人ゼロ・ウェイストアカデミー 
http://www.zwa.jp/top/indexjp.htm
容リ法改正がいよいよ大詰め!
容器包装リサイクル法の改正を求める全国ネットワーク事務局
E-mail reuse@citizens-i.org  URL http://www.citizens-i.org/gomi0/

┏━↓●集会情報●↓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
-----------------------------------------
清水のゴミを考える会 7月例会 毎月第二火曜日
日時 7月8日(金)午後7時~(今回は特別)
場所 静岡市清水社会福祉会館(ハートピア)4階 教養娯楽室
連絡先 静岡リサイクル協会 0543-63-1273
Email  simizu.fmc@nifty.com
-----------------------------------------
第93回「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク定例会
2005年7月9日(土)午前10時~ エコハウス静岡
エコハウス静岡の地図
http://www33.ocn.ne.jp/~gomizeronet/gomizero/ecohouse/chizu.htm
-----------------------------------------
第14回会合 志太ゼロ・ウェイスト市民ネット          
日時:7月22日(金) 夜 7:00~ 
場所:アトレ焼津3F 焼津公民館
TEL&FAX:054-628-8455 (村松)
 E-Mail :wbs29330@mail.wbs.ne.jp (田中)
*************************************************************
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
☆あなたの友人のメールアドレスをお知らせください
☆ゴミゼロ通信は転送、転載、複写何でもOKです
☆あなたの情報、ご意見、ご感想をお待ちしております
☆※送信御迷惑な場合は遠慮なくご連絡ください!送信を止めさせていただきます
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
●●ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク●●
 ☆連絡先☆
┌────────────────────┐
│壷阪道也                 
│〒421-0111静岡市丸子新田277-4
│TEL・FAX 054-257-3177         
│Email  mirai2@bj.mbn.or.jp  future2@nyc.odn.ne.jp
│HP http://www33.ocn.ne.jp/~gomizeronet
│ホームページのアドレスが変わりました       
└────────────────────┘